上杉公志 | 遊刊エディスト:松岡正剛、編集工学、イシス編集学校に関するニューメディア https://edist.ne.jp Sat, 26 Apr 2025 11:18:23 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.1 https://edist.ne.jp/wp-content/uploads/2019/09/cropped-icon-512x512-32x32.png 上杉公志 | 遊刊エディスト:松岡正剛、編集工学、イシス編集学校に関するニューメディア https://edist.ne.jp 32 32 「松岡正剛の方法にあやかる」とは?ーー55[守]師範陣が実践する「創守座」の場づくり https://edist.ne.jp/post/soushuza_55shu_shihan/ https://edist.ne.jp/post/soushuza_55shu_shihan/#respond Sun, 20 Apr 2025 05:46:43 +0000 https://edist.ne.jp/?p=84866 「ルール」とは一律の縛りではなく、多様な姿をもつものである。イシス編集学校の校長・松岡正剛は、ラグビーにおけるオフサイドの編集性を高く評価していた一方で、「臭いものに蓋」式の昨今のコンプライアンスのあり方を「つまらない」 […]

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「ルール」とは一律の縛りではなく、多様な姿をもつものである。イシス編集学校の校長・松岡正剛は、ラグビーにおけるオフサイドの編集性を高く評価していた一方で、「臭いものに蓋」式の昨今のコンプライアンスのあり方を「つまらない」と切り捨てていた。この違いとは、ルールによってより多様なあり方がもたらされるかどうか、つまり「編集的自由」に向かっているかの違いにかかっている。

 

2025年4月19日(土)の55[守]「創守座」は、より多様で編集的自由へ向かう用意や設えに満ちていた。「創守座」とは、これまで松岡校長や学林局がディレクションの中心になっていた「伝習座」から、「師範や指導陣が自ら仕立てるように」という松岡校長からのディレクションによって生まれた新しい相互編集の場である。

 

校長がもたらした「伝習座から創守座へ」というルールの再編集によって、創守座はますます相互編集に満ち、編集的自由へ向かう場へと更新されつづけている。今回は、その現場の景色を中心に紹介していく。

 

 

1.師範同士の相互ディレクションに遠慮は無用

 

「指南語り&指南ワーク」コーナーのリハを受けて、「(師範代にやってもらうワークに対し)どんな回答が来てどう返すかの想定はできてる?」「そもそも自分が師範代だったら、このワークをどう回答すればいいかわからない」と忌憚ないディレクションを連打する渡辺恒久番匠(左)。

 

普段は笑顔の鈴木康代学匠(右)も、ディレクションの場面では腕を組み表情も引き締まる。「例を見せないと簡単な方に流れてしまうのでは」「番匠たちがまず回答のモデルを示した方がよい」と更新をかけていく。

 

2.編集は「食」からも起こせる

音楽家やアーティストたちは、その日の公演で出される弁当一つでテンションが上がりも下りもする。プロのマラソンランナーが最大限のパフォーマンスをするために、食べるものや摂取タイミングをマネジメントするのはもはや常識である。「知のアスリートの師範や師範代にも食の編集が必要だ」と創守座の食の再編集を引き受けたのが、若林牧子同朋衆(右)と佐藤健太郎同朋衆(左)である。

 

「食と農のコーディネーター」として編集フードを振る舞ってきた若林同朋衆が選んだのは、若林もお気に入りのベーカリー「ボンジュール・ボン」のパンの数々。しょっぱい・甘いはもちろん、発表を控えあまり食欲が湧かない人でも食べやすいようにおやきを用意するなど、10種類ほどのパンをセレクト。[守]講座の師範・番匠ロールを長くつづける若林ならではのチョイスである。

「パン屋のトレイに収まりきらず、レジと店内を何往復もしました。お店の人も『たくさん買ってくれてありがとう』と喜んでくださっていました」と、笑顔で語る。

 

「4月にしてはちょっと早い柏餅を、途中休憩のおやつに選んだ理由は?」と尋ねると、「5月5日と55[守]をかけました」と若林。画像では隠れているが、左胸には「5」をあしらったブローチを纏っていた。細部にも手を抜かないのが松岡流の編集である。

 

高速なインプットとアウトプットがつづく中の数少ない休憩時間にドリンクやお菓子に集まる参加者たち。編集スピードをさらに加速させようと、若林はフレッシュな苺を一つひとつ丁寧にカットし振る舞った。苺を選んだ理由の一つに5(イチ「ゴ」=「5」)が含まれているからというのはいうまでもない。

 

3.リアルとオンラインの「あいだ」の編集も抜かりなし

普段のイシスイベントでしつらえを司る編集集団「黒膜衆」のロールも、創守座では師範自ら引き受ける。

 

相部礼子同朋衆はZoomのブレイクアウトルーム設定や映像類を担い、淡々と、そして精確にハンドリングしていく。一見クールな印象の相部だが、その実、宮前鉄也筆司とともに、多読アレゴリア「大河ばっか!」で毎週の大河ドラマの見どころをとんでもない濃密さで連載をする、べらぼうに熱い編集魂の持ち主である。最近ウェービーなパーマをかけたのは、その熱があふれ出てきてしまったゆえか。

 

相部の横でZoomの「視覚」を司る、前期まで[守]師範を務めた山崎智章師範。今季は[花]の錬成師範へ着替えたが、それでも創守座の場づくりに加わりたいと自ら手を挙げた。ビデオとともに肩にかけるニコンのカメラで写真もパシャリ。集中力を要す創守座メンバーに嬉しいおせんべいの手土産を持参するなど、あらゆるメディアから参加者を鼓舞しつづる。

 

4.「律師の言葉」が参加姿勢を引き締める

今やお馴染みとなった八田英子律師の冒頭メッセージ。季節や講座に合わせた言葉を編み上げて手渡す。2週間前の伝習座のテーマ「あやかり編集力」から、「あやかり」をキーワードに構成された創守座の面々に、「単に表層で見ているものを真似するだけでは失敗する。さしかかりの一回性やあらわれるアウラごとあやかることが大切。創守座で起こるさしかかりも編集契機にしてほしい」との言葉に、師範代の背筋が伸びる。

 

5.「松岡校長による場の編集の実践」を動画で伝える

「あやかり」をベースに置いた今回の創守座。前日まで悩み抜いた末に康代学匠が選んだのが、2020年6月6日の伝習座の冒頭映像だった。この伝習座は、コロナ・パンデミックにより、従来の対面から初のリモートによる開催となった。康代学匠は当時を振り返りながら、松岡校長がいかにありきたりなリモート配信に抗い再編集したかを連打する。「まず校長・学匠・番匠の『声』を伝えた方がいい」「短冊にした[守]の38のお題を本楼の四方に貼り、お題を読み上げる声に合わせて短冊をカメラが追っていこう」「短冊のお題のフォントは一つずつ変える」「読み方も一様にしない」「カメラアングルは斜め上から。背景には紫陽花を入れて」etc…。

 

今季、編集的先達に松岡校長を選んだ師範代が多かったことを受けて、今の師範代が直接立ち会うことのできなかった、かつての校長による場の編集をどうしても紹介したいーーそんな康代学匠の思いからの映像のチョイスだったが、同時に、創守座の場を編集する師範陣へのエールでもあったのだろう。

 

 

6.「存在から存在学へ」ーー校長の方法を吉村林頭が師範代ロールに言い換える

松岡校長はその場のさしかかりに応じて、手渡す言葉を直前まで練りつづけてきた。

その校長モデルをあやかり、自ら実践している一人が吉村林頭である。イシスカウンターの前の席に腰掛け、創守座での師範代の発言や場の様子を手元のペーパーに書き込みながら、静かに用意をしていた。途中休憩で話しかけると「まだ何をいうか迷ってるんだよ」と一言。

 

そんな林頭だが、今日の創守座で何度か登場した「存在から存在学へ」「重力が存在を重くする」といった言葉について、[守]のお題や師範代ロールと重ねて再編集をしながらメッセージを贈った。「重力が存在を重くするとは、コップはコップ、私は私と固定されたものになった状態。コップや私を重力のくびきから解き放つ方向へ向かうのが『存在学』。例えば、[守]のコップのお題も、情報の地を動かすのも、全て情報を重力から解き放つ方法の一つ。こうした重力からの解放を、松岡校長は『己を羽布団のようにしたい』とも言っていた。」(吉村林頭)

 

7.編集は「対話」から生まれるーー「チーム・ミーティング」と「振り返り」

13時のスタートから4時間超にわたった伝習座の後半は、師範代と師範によるチームミーティング。数々のレクチャーを浴びワークで手を動かした師範代が、チームごとに師範や番匠との対話を重ねる。本楼に駆けつけた田中優子学長(左)も、即座に「酒上夕魚斎教室」の師範代に着替えて、石黒好美番匠らの輪へ。

 

創守座のラストは、チーム単位での対話から本楼全体による振り返りへ。最後の記念撮影のシーンでは、緊張の面持ちだった師範代たちも、全プログラムを経て表情がやわらいでいた。

 

おまけ.書籍化も視野に!? [守]師範陣の編集は講座の枠を超える

休憩中に不敵な笑みを浮かべながら、とある計画について対話する康代学匠と吉村林頭。[守]講座で続けている「編集宣言」シリーズについて、水面下で書籍化へ向けたプロジェクトが動きはじめているようだ。

 

場の編集から、「書籍」という別メディアの編集へ。松岡校長からの「伝習座から創守座へ」というディレクションを受け、師範陣たちは場の編集からさらに遠くへ、新たなメディアの隣接と波及を実践しはじめている。

 

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◆イシス編集学校 第55期[守]基本コース募集中!◆
稽古期間:2025年5月12日(月)~2025年8月24日(日)

詳細・申込:https://es.isis.ne.jp/course/syu

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◆第55期[守]指導陣(学匠・番匠・同朋衆・師範)◆

 ●守学匠:鈴木康代
 ●守番匠:阿曽祐子、石黒好美、渡辺恒久
 ●同朋衆:相部礼子、石井梨香、佐藤健太郎、若林牧子
 ●師 範:青井隼人、阿久津健、一倉広美、内村放、景山和浩
      奥本英宏、紀平尚子、福澤美穂子、北條玲子

 ◯創守座テクニカルメンバー:山崎智章(花伝所 錬成師範)

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【第87回感門之盟】「感話集」公開記事総覧 https://edist.ne.jp/list/87kanmon_matome/ https://edist.ne.jp/list/87kanmon_matome/#respond Sat, 29 Mar 2025 11:19:22 +0000 https://edist.ne.jp/?p=83594 第87回感門之盟「感話集」(2025年3月29日)が終了した。これまでに公開された関連記事の総覧をお送りする。   【87感門】感話集 物語づくしのスペシャルな1日に(司会・鈴木花絵メッセージ) 文:今井早智  […]

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第87回感門之盟「感話集」(2025年3月29日)が終了した。これまでに公開された関連記事の総覧をお送りする。

 

【87感門】感話集 物語づくしのスペシャルな1日に(司会・鈴木花絵メッセージ)

文:今井早智 写真:安田晶子

 

[遊]物語講座17 綴 ISIS物語アワード受賞者発表ーー【87感門】

文:安田晶子

 

物語は世界を創る方法 綴師・創師績了式メッセージ【87感門】

文:三國紹恵

 

「講座の中で最高に面白い」吉村林頭が語る「物語の力」とは【87感門】

(文:上杉公志)

 

感門、おめでとうございました!

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「講座の中で最高に面白い」吉村林頭が語る「物語の力」とは【87感門】 https://edist.ne.jp/just/87kanmon_narrative/ https://edist.ne.jp/just/87kanmon_narrative/#respond Sat, 29 Mar 2025 11:09:14 +0000 https://edist.ne.jp/?p=83618 イシス編集学校の校長・松岡正剛が、編集工学において、「方法日本」と並んで大切にしていた方法。その一つが「物語」であり、この物語の方法を存分に浴びることができる場が、イシス編集学校の[遊]物語講座である。   「 […]

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イシス編集学校の校長・松岡正剛が、編集工学において、「方法日本」と並んで大切にしていた方法。その一つが「物語」であり、この物語の方法を存分に浴びることができる場が、イシス編集学校の[遊]物語講座である。

 

「偶然を必然にする。これが編集の基本である。
 情報を動的にする。これが編集の骨法である。」

 

イシス編集学校の数ある講座の中でも、この2つが実感でき、方法として体得できるのは「物語講座」しかない。

 

こう断言するのが編集工学研究所の吉村堅樹林頭である。吉村林頭は「イシスの講座の中で最も面白い」と、物語講座を絶賛している。

 

 

物語の力と物語5要素

 

そもそも、物語にはどのような力があるのだろうか。吉村林頭は「記憶を継承していく力」や「死と再生の力」を挙げた。

 

古代ギリシアではホメロスの言葉を吟遊詩人(ラプソード)が語り継ぎ、日本でも盲目の琵琶法師が、「平家物語」で平家一門の栄枯盛衰や戦乱の生死をめぐる物語を継承してきた。

 

物語の力は、作品としての「物語」だけに宿るのではない。「物語ること」そのものにも力がある。例えば、自身の挫折体験を成長物語として語り直したり、戦争経験などのトラウマを語ること。こうした物語り行為自体が癒しの行為となっている。

 

1990年から1993年に松岡校長が取り組んだ「The OPERA Project」は、こうした、物語の力を編集するプロジェクトであった。その成果がイシス編集学校でおなじみの物語マザーや、物語5要素などにつながった。

 

 

エディストで連載の「編集用語辞典」(ライター:丸洋子さん)では、編集工学におけるキー概念ひとつとして「物語編集力」を取りあげられている。

 

物語講座で学ぶ3つの骨法

 

このような物語の編集として方法化させたものが、物語講座で体験できる「3つの骨法」である。「窯変三譚」「トリガー・クエスト」「編伝1910」とそれぞれ名付けられた編集稽古プログラムだ。

 

以下、それぞれのプログラムの概要と方法のポイントを紹介する。

 

1.窯変三譚 〜素焼きを方法でバリエーションする〜

 

窯変とは、陶芸において、焼成中に偶然に生じる色や模様の変化を意味する。この偶然を取り込むことこそ、予期せぬ面白い器模様の秘訣である。

 

「窯変三譚」でも、この方法に肖って講座が進行する。受講者は、手元に届く朝刊から気になった記事をひとつ選び、短い物語をつくる。これが、窯変前の物語の「素焼き」となる。次の「三譚」とある通り、素焼きの物語を「窯変」させ、3つの物語をつくっていく。

 

①窯変落語

江戸時代に庶民の娯楽として発展した「落語」。落語家が扇と手ぬぐいだけで演じ分けながら展開するユーモア(笑い)が特徴である。

ここでは、落語の醍醐味であり器の色模様を、対話でズラして大事なことを忘れてオチをつけていく。この「対話のズレ」が落語の器のユニークネスとなる。

 

②窯変ミステリー

ミステリーにおける偶然は「だれが」「いつ」「どこで」「どのように」のいずれかをあえて「伏せる」こと。それをいかに「開けて」いくかがミステリーらしさの鍵となる。

 

③窯変幼な心

幼な心では「大人になって忘れてきたこと」を持ち込むことがポイント。小さな頃に、どのようなことに心動かされ、大人の発言に違和感をもち、未知への冒険に遊んでいたか。大人になったいま置いてけぼりにしてしまった「ほか」や「べつ」が器の色や模様となっていく。

 

以上の3種類の物語を1週間で1本仕上げていく。このスピードも、編集を加速させる物語講座の特徴のひとつである。

 

2.トリガー・クエスト〜想定外を編集する〜

 

トリガー・クエストで、受講者は、師範から投げ込まれる「偶然」をクエストのようにクリアしながら一本の物語を完成させていく。RPGではプレイヤーの思い通りには冒険は決して進んで行かない。トリガー・クエストも同様である。

 

例えば、せっかくいい感じに書き進めていた物語に「悪役を入れてください」とロールの追加が入ったり、お気に入りの主人公ができたと思ったら「主人公を殺してください」となったり、そもそものワールドモデルを「中世ヨーロッパから平安時代の日本に変えてください」と言ったクエストが容赦なく降ってくる。

 

この「意図された偶然」こそ物語の秘法であり、編集工学で大切なフレーズである「編集は、偶然を必然にすることである」を、物語で実践していく。

 

3.編伝1910〜

 

物語講座最後のプログラムは「編伝1910」。1910年の前後10年(1900-1920年)について『情報の歴史』に記載のある人物を選び、12,000字の物語として編み上げる。20年に登場する人物は西田幾多郎、チャップリン、南方熊楠、ホワイトヘッド、ルーズベルト、柳宗悦、チェーホフ、マーラー、小泉八雲などなど様々。選んだ人物の生涯を、当時の人間模様や時代背景を含めて情報収集した上で書く点では「評伝」と似ているが、編伝では、収集した情報を基に新たな物語を組み立てていくのが特徴である。

 

以上のように、濃密で高速な物語講座。最大限に満喫する秘訣はあるのだろうか。吉村林頭は「イシスのあらゆる講座を受けた後に受けること」を推奨する。

 

「守破離などの講座でいろんな型や世界知を身につけてから物語講座を受講する。そうすると、身につけた方法を総動員して物語としてリプリゼンテーションできる。」「稽古のプロセスを重視するイシス編集学校の中で、物語という一つのメディアの「仕上げ」を大切にしているのも物語講座の面白さの一つ」と講座の魅力とともに語った。

 

編集には、新しい価値や意味をつくり、物事を動的にする力がある。物語の力も同様に、世界をつくり、情報を動かしていく力がある。編集の真髄に迫りたい方は、ぜひ物語講座へ。次回は、2025年秋に開講予定である。

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【86感門】「いろは型かるた」制作秘話 https://edist.ne.jp/just/86kanmon_iroha/ https://edist.ne.jp/just/86kanmon_iroha/#respond Sat, 15 Mar 2025 14:27:52 +0000 https://edist.ne.jp/?p=82970 色は匂へど 散りぬるを 〜Open Perspective〜   「い」 色は何色? わけてあつめて 虹となる   [用法1]わける/あつめる   2025年3月15日、桃や梅が春の到来を告 […]

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色は匂へど 散りぬるを 〜Open Perspective〜

 

「い」

色は何色?

わけてあつめて

虹となる

 

[用法1]わける/あつめる

 

2025年3月15日、桃や梅が春の到来を告げる季節。第86回感門之盟「EDIT SPIRAL」の会場である本楼のあちこちで、さまざまな絵柄のかるたが咲き乱れている。このかるたは、イシス編集学校で学ぶ方法の「型」を48枚に込めた、方法の花々である。

 

 

「かるたをつくりたい」 ―― いろは型かるたのもととなる「種子」となったのは、うごめきDOHATZSU教室の学衆のなにげないつぶやきだった。このちいさな種子を両手でつつみ育み、気がつけば54[守]全員が参加する「いろは型かるた」づくりの大樹へと誘ったのが、木村昇平師範代であり、紀平紀子師範だった。

 

学衆の思いを受け取った木村師範代は、教室の勧学会で「いろは歌」にちなんだお題を発信。学衆は喜んで次々と回答をしていく様子に、紀平師範はいろは歌かるたの枚数である「48」に[守]の「型」を分類。学衆全員が教室や別院でかるたづくりに参加できる場をつくった。

 

あちこちの教室がお題に興じる日々のスタートである。気がつけば種子は芽吹き、方法の枝葉が伸びはじめていた。

 

 

できあがったいろは型かるたを両手にする紀平師範。「かるたづくりをなぜ54[守]全体でやろうと考えたのか」と問うと、「田中優子学長が2023年の『編集宣言』で紹介していた、「場」を「集」として編みなおす江戸時代の方法を実践したいと思ったんです」と朗らかに語った。

 

 

我が世誰ぞ 常ならむ 〜Imaging Network〜

 

「る」

ルーペ越し

織りなす宇宙の

交響曲

 

[用法2]つなぐ/かさねる

 

イシス編集学校でまなぶ「情報編集のプロセス」では、情報を集めた次のステップとして、情報を組み合わせて、新しい意味や価値を生み出していく。

 

教室・別院での稽古を経て、「48」の読み札が集まった。次に取り掛かったのが、この読み札と一対になる「取り札(絵札)」づくりである。10名を超える師範・師範代と学衆がペアとなり、学衆がつくった読み札(文字)に込めた思いやイメージを、取り札(絵)へとメディア変換していく。拡散しがちなイメージをギュッと要約していく指南が多かったようだ。読み札の情報をストレートに表現したものもあれば、意外なヴィジュアルになったものもあった。

 

ここで登場したのが、デザイナーであり、今回の感門之盟のダブロイドデザインを一手に引き受けた阿久津健師範。漫画やイラストが得意な細井あや師範代とともに、次々と出来あがるビジュアルイメージをいきいきと彩っていった。

 

ペアにすることで、読み札だけでは気づかなかった新たな「型」のシソーラスが見えてきた。枝はさらに伸び、青々とした葉が茂っていく。

 

タブロイド編集のデザイナー阿久津師範(中央)と、かるたレイアウト担当の細井師範代(右)。紀平師範(左)曰く、「かるたづくりも、阿久津師範がいるなら大丈夫!」

 

阿久津師範デザインのタブロイド「EDIT SPIRAL」(右)。全12ページの紙内に、いろは型かるたも掲載されている。

 

 

有為の奥山 今日越えて 〜Analogical Way〜

 

「な」

流れを決めて

社長のつもり

 

[用法3]しくむ/みたてる 

 

情報編集の3段階目は、組み合わされた情報たちを大胆に見立てたり、意外な対角線を引いたり、順序立てたりすることで、構造化していく。

 

いろは型かるたのタブロイドページの編集を担った阿曽祐子番匠は、新たに「クロニクル」という流れと対角線を加えた。[守]のニュースな出来事を収集し、30ほどに厳選。さらに[守]講座の稽古のプロセスそのものが情報編集の4つのプロセス(4つの用法)の流れであることを受け、クロニクルを4つの用法で大胆に分類した。

 

「いろは歌」の順番と、「型」を学ぶプロセスと、[守]講座の流れが立体的に編み込まれたページが完成した。気がつけば青々とした緑の葉のあいだから、鮮やかな朱の蕾が顔を覗かせていた。

 

 

タブロイドのいろは型かるたページの一端。「用法1〜4の分類だけでなく、[プレ54守][ポスト54守]を加えた方がいい、というアイデアは角山祥道によるもの」(阿曽番匠)とのこと。

 

 

浅き夢見じ 酔ひもせず 〜Changing Mode〜

 

「て」

テイスト

編み込み

ドレス着る

 

[用法4]きめる/つたえる

 

情報編集のラストを飾るのは「きめて/つたえる」。同じ料理も盛り付け方や選ぶ食器ひとつでおいしささえも変わってしまう。

 

タブロイドに、カードに、ポスターに。本楼のあちこちにいろは型かるたは一斉に開花した。休憩中にかるたを手に取り静かに稽古を思い返す学衆もいれば。かるたポスターをバックに師範代と写真撮影する姿も。情報が組み合わせによってお互いの関係が変化するように、いろは型かるたは、関わる相手によって表情を変えていた。

 

「京」

京月が

見守り照らす

門出の日

 

[卒門]

 

松岡校長が最後に舞台に立ったのは、2024年4月末、草月ホールでの近江ARS TOKYO「別日本があったって、いい。――仏はどこに、おわします?」。そこで校長がドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダさんに託し、自ら詩をつくったうたは、「近江いろは歌」だった。

 

いろは型かるたの最後の一枚。空に浮かぶ月には校長の顔が。

 

おのれを羽布ぶとんのように軽くする遊星的郷愁をもとめて

ーー松岡正剛『存在から存在学へ』(工作舎)

 

 

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【第85回感門之盟】公開記事総覧 https://edist.ne.jp/list/kanmon85_matome/ https://edist.ne.jp/list/kanmon85_matome/#respond Sun, 09 Mar 2025 14:50:41 +0000 https://edist.ne.jp/?p=82637 第85回感門之盟(2025年3月9日@京都モダンテラス)が終了した。これまでに公開された関連記事の総覧をお送りする。   春の京にて、師範代へ贈られた「ふみぐら」ーー【53破】先達文庫授与【85感門】 文:安田 […]

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第85回感門之盟(2025年3月9日@京都モダンテラス)が終了した。これまでに公開された関連記事の総覧をお送りする。

 

春の京にて、師範代へ贈られた「ふみぐら」ーー【53破】先達文庫授与【85感門】

文:安田晶子、アイキャッチ編集;福井千裕

 

速報! 53破・突破式後の橋がかりトーク【85感門】

文:畑本ヒロノブ

 

感門おめでとうございました!

(アイキャッチ:畑本ヒロノブ)

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【12/19木】エディットツアー・クリスマス特別編を本楼で開催します(音楽・軽食ドリンク付) https://edist.ne.jp/just/edittour_241219_christmas/ https://edist.ne.jp/just/edittour_241219_christmas/#respond Thu, 05 Dec 2024 04:27:53 +0000 https://edist.ne.jp/?p=79268 〈編集〉とは、雑誌編集や動画編集などの特定の分野に限られた行為ではありません。私たちは普段の生活の中でもたくさんの〈編集〉を行っていることをご存知ですか?   仕事のために身支度をしたり、通勤の移動中に音楽を聴 […]

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〈編集〉とは、雑誌編集や動画編集などの特定の分野に限られた行為ではありません。私たちは普段の生活の中でもたくさんの〈編集〉を行っていることをご存知ですか?

 

仕事のために身支度をしたり、通勤の移動中に音楽を聴くこと、仕事の資料作成や会議での対話、帰りに買い物をしたり、料理をすること、全てが〈編集〉です。イシス編集学校では、このように私たちが無意識におこなっている〈編集〉を意識的に扱えるようにする方法を学び、自分自身の思考のクセを更新していく方法を学ぶことができます。

 

クリスマス近づく12月19日(木)、スペシャルバージョンのエディットツアーを開催します。エディットツアーとは、編集稽古の入り口をご案内する体験型のワークショップ。通常はイシス編集学校を受講されたことがない方を中心に募集をするのですが、今回のイベントでは、広く〈編集〉に関心のある皆様のご参加を歓迎いたします。

 

会場は、東京豪徳寺にあるイシス編集学校の本拠地「本楼」です。会場の本楼は、松岡正剛の蔵書2万冊で埋め尽くされた本好きにはたまらないブックサロンスペースです。さらにスペシャルバージョンということで、クリスマスにちなんだ軽食も振る舞われます。体験型のワークショップですが、ぜひクリスマスのディナーショーに参加するような気分でご参加くださいませ。

 

クリスマス目前のスペシャルツアーを担当するのは、一昨年・昨年に引き続き、師範代の上杉公志。

音大(作曲科)卒で、作曲や演奏会の企画などを行う上杉は、編集工学研究所の「情報の歴史21プロジェクト」など松岡正剛事務所の業務にも携わり、松岡校長のいきた編集の実践を身近で学びました。

12月にスタートした多読アレゴリアでは、イシス初となる聴覚情報をテーマにした音楽クラブ「音づれスコアの企画・運営メンバーの一人として活動しています。

 

 

 

食を担当するのは、番匠・師範、今期は同朋衆として関わるなど、イシス編集学校「守」の旬を見守り続けている若林牧子。仕事では野菜ソムリエや江戸東京野菜コンシェルジュの資格を持つ、食と農のコーディネーターです。

 

 

音楽と食、そして編集工学のレクチャー&ワーク。聴くもの、食べるものにも〈編集〉で満ち満ちていることが発見できる2時間半のクリスマス・エディティングショーです。お一人でも、あるいは知り合いや大切な方とご一緒に、知の贈り物としてお愉しみください。

 

★お申し込みはこちらから★

 

(アイキャッチ:山内貴暉)


■エディットツアー クリスマス特別編 ~ 音楽と編集の夕べ ~

イシス編集学校で学ぶ「編集工学」や「編集術」について、レクチャーと共にワークショップ形式で体験いただきます。こちらのエディットツアーは、音楽と軽食ドリンク付きのクリスマス特別バージョンとなっております。

 

■日時:2024年12月19日(木)19:00-21:30
■費用(参加費・食材費込み):3,000円(税抜・軽食ドリンク付)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■定員:限定12名様(先着順)
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター:イシス編集学校 師範代 上杉公志(作曲家)
■料理提供:イシス編集学校 師範 若林牧子(食と農のコーディネーター)

■お申込:こちらhttps://shop.eel.co.jp/products/detail/797)よりお申し込みください。

 

※過去のクリスマス・エディットツアーの様子は、こちらをご覧ください。

 X’masエディットディナーショー初開催!オネスティ上杉が奏でる編集WS

 

※会場の本楼については、こちらをご覧ください。

 九州や北陸、海外からも!?ようこそ【本楼】へ!

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ISIS 25周年師範代リレー [第48期 畑本ヒロノブ 深掘りをつづける編集工学の継続者] https://edist.ne.jp/cast/25th_anniversary_48hatamoto/ https://edist.ne.jp/cast/25th_anniversary_48hatamoto/#respond Mon, 16 Sep 2024 23:07:49 +0000 https://edist.ne.jp/?p=74501 2000年に産声をあげたネットの学校[イシス編集学校]は、2025年6月に25周年を迎えます。第52期の師範代までを、1期ずつ数珠つなぎにしながら、25年のクロニクルを紹介します。   ◇◇◇ 2021年の秋、 […]

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2000年に産声をあげたネットの学校[イシス編集学校]は、2025年6月に25周年を迎えます。第52期の師範代までを、1期ずつ数珠つなぎにしながら、25年のクロニクルを紹介します。

 

◇◇◇

2021年の秋、世界は未だにコロナ・パンデミック禍のもとにあった。デルタ株につづいて、感染力の強い変異株「オミクロン株」が登場し、感染が世界的に再び拡大。オンラインやインターネットを活用したビジネススタイルや生活が定着してきた一方で、コロナ疲れによる停滞感、収束の兆しの見えない不安感があちこちに漂っていた。

 

このような閉塞感を打破するかのように、2021年秋の[守]師範代に名乗りをあげたのが、畑本ヒロノブ師範代だ。畑本師範代は、ゼネコンで働く土木系エンジニア。トンネル掘削に対するAI診断システム開発などに携わっていることから、松岡校長からは「いつもトンネリアン教室」という教室名を命名された。

 

トンネルづくりの道のりは長い。数ある工程の一つである掘削だけを切り出しても、1日で掘削できるのはせいぜい10メートルほどだという。日本最長の道路トンネルである山手トンネルの全長はおよそ18,600メートルだから、単純計算でも1,860日、266週間、5年超という、途方もない時間をかけてつくられていることがわかる。これは気合いや根性だけでは到底つづけることはできない。

 

畑本師範代は、「編集工学」という未知のトンネルを掘削しつづける実践者である。イシス編集学校のあらゆる講座を受講するのは当たり前。[守]講座は再受講をし、ポリロールも厭わない。2度目の[守]師範代ロールを担当した際には、多読ジムの冊師も兼任しつつ、遊刊エディストのJUSTライターとして速報記事の即日アップをさらりとこなした。あらゆるイベントも真っ先に申込をし、最前席で目を輝かせてメモをとる畑本師範代の姿があちこちで目撃されている。

 

「忙しい時ほど仕事を5倍に増やせ」という松岡校長の言葉を、まさに体現している畑本師範代。そのエンジンとなるのは編集工学を深め、完全に身につけたいという情熱だという。2024年の春から夏にかけては、52[破]「ダイモーン維摩教室」の師範代として守破あわせて3度目の師範代ロールを全うした。「トンネリアン」から「ダイモーン」(デーモン)へ教室名へ変化したように、編集工学の奥へ奥へと深掘りをつづける畑本師範代が、トレードマークのスーツとネクタイを脱ぎ去り、新たな編集的デモンストレーション(de-monstration = 内なるモンスターを表に出すこと)を果たす日も、そう遠くはないだろう。

◎師範代メッセージ◎


 

>あのときメッセージ>

ロシアがウクライナ侵攻の準備していた時期と重なります。資源やエネルギーの高騰化など、世界が混迷に向かう中で、報道の「図」の情報だけでなく、歴象データを交えた「地」となる背景情報を読み、「知」を動かす38の編集の型が重要になりました。

 

>これからメッセージ>

イシスの将来を託された編集人たちが松岡校長の面影を追いながら「渡」を越そうとしています。なんでも運べる舟であり、数多くのコンテンツを盛れる器であり、着脱自在な方形の衣裳である本たちと、校長直伝の多読術を使ってナイーブに交際したい。編集学校の中で葦の一本、魔の一片、そして雷の如き維摩の一黙になりたい。

 

いつもトンネリアン教室 畑本ヒロノブ

 


 

●あの日!あの時!千夜千冊!●

◯編集工学でひもとくネガティブ・ケイパビリティとは
1787夜 帚木蓬生『ネガティブ・ケイパビリティ』
…2021年11月16日

◎校長が年始めに贈る一冊
1791夜 オイゲン・ヘリゲル『禅と弓』
2022年1月10日

⦿世界は「ヴァージョン」でできている
1793夜 ネルソン・グッドマン『世界制作の方法』
2022年1月26日

▼ISIS 25周年師範代リレー
第48期 畑本ヒロノブ:深掘りをつづける編集工学の継続者
第47期 中村慧太:急成長する近大のハニカミ王子
第46期 角山祥道:ちょっと頼れる「映画に出てくる方の」ジャイアン
第45期 梅澤光由:編集工学の求道者
第44期 佐藤裕子:すわ、御一新!20年目のすさびぶり
第43期 阿曽祐子:どろんこ遊びのごとく学び遊ぶ
第42期 網口渓太:令和のイシス的バーチャルアイドル
第41期 山田細香:苦行を足場に、見晴台へ
第40期 後田彩乃:物語ることは生きること
第39期 内海太陽:スーツと袴と作業着と ビジネスと古武道の求道者
第38期 大塚宏:牛歩む野辺のひろしや後の月
第37期 山田泰久:編集学校NPOネットワークの先導役
第36期 藤田小百合:愛と気っぷで富山を編集王国に
第35期 福田恵美:圧倒的オラリティが織りなすネットワーク
第34期 奥本英宏:頼れる兄貴はマショウの男
第33期 竹内裕明:本家本元のISIS祭でビジネス編集
第32期 長田陽子:エディストの原型はこの人のもんどりにあり
第31期 敷田信之:義に厚く、知に熱い。野武士のようなメディアマン
第30期 竹川智子:編集工学で”知の倍返し”を
第29期 田端弥生:編集の国に住み着いたアリス
第29期 石原卓也:穏やかさに潜む一種合成の魅力
第28期 真武信一:編集工学はライフワーク
第27期 鵜養保:飄々と方法をぶつけ合う神出鬼没の実験者
第26期 川野貴志:至宝が照らすイシスの10年
第25期 小坂真菜美:「胸の津波」を引き受けて
第24期 渡會眞澄:境界を見つめるラディカル・ウィル
第23期 白木賢太郎:10周年に誕生したレジェンド教室
第22期 ゆう恵朱:世界各国から指南するザ・ナラジアン
第21期 大泉智敬:全身投企する師範代夫婦
第20期 松永真由美:編集を重ねる“感”チェロ奏者
第19期 浅羽登志也:鳴り止まないセッション
第18期 福嶋秀樹:黒革の手帖にしたためた編集的方法
第17期 古田茂:編集第一線で変革期を支える
第16期 大武美和子:暖簾の奥からのぞくウィットあふれる女将
第15期 塩田克博:編集バッカス一時代を築く
第14期 竹島陽子:難波モードで腕がなる
第13期 成澤浩一:一本芯が通った兄貴な師範代
第12期 平山智史:ビジネスを再編集する国際派
第11期 伊藤真由美:指南とは学衆をいきいきとさせるもの
第10期 保坂恭史:編集的自由に向かうビジネスマン師範代
第9期 土井内英子:2期連続で走り抜ける
第8期 鈴木元一朗:編集の型でトップをとったレジェンド
第7期 古川柳子:デジタル化時代の師範代登板
第6期 立岡茂:つらなる熱烈回答ツリー
第5期 島津昌代:教室横断!讃岐大汁講
第4期 堀口裕世:初の師範代面談を経て
第3期 武沢護:唯一の走破者
第2期 川崎隆章:一字一句うちこんだお題
第1期 山田仁:てんやわんやの船出

 

 

アイキャッチデザイン:穂積晴明・山内貴暉

 

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【第84回感門之盟】「25周年番期同門祭」Day2 公開記事総覧 https://edist.ne.jp/list/kanmon84_day2_matome/ https://edist.ne.jp/list/kanmon84_day2_matome/#respond Sun, 15 Sep 2024 14:50:03 +0000 https://edist.ne.jp/?p=75848 第84回感門之盟「25周年番期同門祭」の2日目(2024年9月15日)が終了した。これまでに公開された関連記事の総覧をお送りする。     【84感門】「松丸本舗」を再生させたブックショップエディター […]

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第84回感門之盟「25周年番期同門祭」の2日目(2024年9月15日)が終了した。これまでに公開された関連記事の総覧をお送りする。

 

 

【84感門】「松丸本舗」を再生させたブックショップエディター

文:阿部幸織

 

 

25周年番期同門祭記念Tシャツ・期間限定発売中!【84感門】

文:上杉公志

 

お題をたっぷり引き受けて次へー原田淳子[破]学匠メッセージ【感門84】

文:中尾拓実

 

大感門司会リレー2日目最初のコンビは小倉&奥本。12離のチームから【第84回感門之盟】

文:安田晶子

写真:福井千裕

 

師範代のモチベーションも支える先達文庫――52[破]先達文庫授与【84感門】

文:米田奈穂

ビジュアルデザイン:穂積晴明

 

らしさを書にうつし、師範・番匠を寿ぐ――52[破]玄々書【84感門】

文:米田奈穂

ビジュアルデザイン:穂積晴明

 

 

遊刊エディストでは、今後も感門之盟関連の事後記事情報を公開予定です。ぜひご注目ください。

感門、おめでとうございました!

 

会場に用意された松岡校長のディレクターズチェア

 

 

 

【関連記事】

【第84回感門之盟】「25周年番期同門祭」Day1 公開記事総覧

 

【関連メディア】

◎イシス編集学校 X

●イシス編集学校 Facebook

◯イシス編集学校 Instagram

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25周年番期同門祭記念Tシャツ・期間限定発売中!【84感門】 https://edist.ne.jp/just/kanmon84_tshirt/ https://edist.ne.jp/just/kanmon84_tshirt/#respond Sun, 15 Sep 2024 03:35:37 +0000 https://edist.ne.jp/?p=75847 25周年番期同門祭を記念したTシャツが期間限定で発売決定!   今回の感門之盟メインビジュアルの熊手が背面にあしらわれています。熊手には松岡校長ISIS co-missionが七福神のように並び、編集にちなんだ […]

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25周年番期同門祭を記念したTシャツが期間限定で発売決定!

 

今回の感門之盟メインビジュアルの熊手が背面にあしらわれています。熊手には松岡校長ISIS co-missionが七福神のように並び、編集にちなんだアイコンが散りばめられた、縁起の良い一枚です。記念Tシャツを纏えば、編集力UPの御利益があるかも!?

 

購入は会場のほか、オンラインでも9月末日まで注文可能です! この機会を逃しなく!

 

★25周年番期同門祭記念Tシャツのオンライン注文はこちらから★

 

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【第84回感門之盟】「25周年番期同門祭」Day1 公開記事総覧 https://edist.ne.jp/list/kanmon84_day1_matome/ https://edist.ne.jp/list/kanmon84_day1_matome/#respond Sat, 14 Sep 2024 14:45:58 +0000 https://edist.ne.jp/?p=75609 第84回感門之盟「25周年番期同門祭」の1日目(2024年9月14日)が終了した。これまでに公開された関連記事の総覧をお送りする。   【第84回感門之盟】居合わせることの大切さ 〜 吉村林頭OPメッセージ 文 […]

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第84回感門之盟「25周年番期同門祭」の1日目(2024年9月14日)が終了した。これまでに公開された関連記事の総覧をお送りする。

 

【第84回感門之盟】居合わせることの大切さ 〜 吉村林頭OPメッセージ

文:西宮・B・牧人

 

【84感門】感門の様子、SNSでもお楽しみいただけます!

文:上杉公志

 

【84感門】司会は「チームいにしえ」から

文:中尾拓実

 

言葉をはじめて覚えるような幼な心の感覚で編集を/53[守]学匠メッセージ【84感門】

文:細田陽子

 

教室風景を重ねて贈る――53[守]先達文庫【84感門】

文:米田奈穂

ビジュアルデザイン:穂積晴明

 

復活松丸本舗!のブース突撃レポート【84感門】

文:畑本ヒロノブ

 

大武&矢萩の司会コンビナトリア。大感門司会リレー【第84回感門之盟】

文:福井千裕

 

 

初師範に贈る唯一無二の書ーー53[守]玄々書【84感門】

文:米田奈穂

ビジュアルデザイン:穂積晴明

 

【84感門】司会のバトンは最終組へ

文:西宮・B・牧人

 

潮目、オドリ、デコトラへ!53[破]”出世魚”教室名発表!【84感門】

文:米田奈穂

ビジュアルデザイン:穂積晴明

 

世界読書奥義伝 第16季[離]特別賞発表!【第84回感門之盟】

文:福井千裕

ビジュアルデザイン:穂積晴明

 

典離発表!世界読書奥義伝 第16季[離]【第84回感門之盟】

文:福井千裕

ビジュアルデザイン:穂積晴明

 

感門之盟 Day2 は11:30からスタートします。

明日も遊刊エディストやイシス編集学校のSNSでも速報記事や投稿をお届けします。お楽しみに。

会場へお越しのみなさま、netone valleyでお会いしましょう!

 

 

【関連記事】

【第84回感門之盟】「25周年番期同門祭」Day2 公開記事総覧

 

【関連メディア】

◎イシス編集学校 X

●イシス編集学校 Facebook

◯イシス編集学校 Instagram

 

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