【多読アレゴリアTV】2025夏・おすすめ限定イベントはどれ? 全クラブ一挙紹介!

2025/05/28(水)22:08
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芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV』!どうぞ、ご覧ください。


 

 石の上にも三年、三人寄れば文殊の知恵、仏の顔も三度まで、三代続けば江戸っ子など、3は”つづく”と”かわる”がせめぎ合う不思議な節目の数字である。繰り返すことで習慣になっていき深みが増していく一方で、慣れることは、飽きることも連れてくる。他のクラブが気になって来た人も多いはずだ。しかし、大丈夫。多読アレゴリアなら3クラブ目の浮気もオッケー。イシスの国のサグラダファミリアで、あれもこれも多読しよう!

 

▼どんどん外へ!行く春の多読アレゴリア 


武田:いよいよ、3シーズン目に突入ですね


一倉:早いですよね~。クラブも続々増えています。

 

武田:怒濤の冬シーズンが終わり、春はどんな特徴がありました?

 

一倉:外でのクラブ活動が多く、あちこちでインベントが華やいでましたよ。

 

武田:たしかに、歌人と花人による松岡正剛校長を偲ぶ会身体感覚をスコアにして肉を焼く西麻布でのバーベキューなど、クラブの色がでてきたね。

 

一倉海外にいったクラブもあったようですよ。台湾なんて羨ましい~。

 

武田:春から始まった「MEditLab for ISIS」は医学を身近にするゲーム作りが楽しそうだったし。

 

一倉:「着物コンパ倶楽部」は同伴の買物を経験しました。

 

武田:多読アレゴリアはインターネットでもテキストのやりとりはしているけど、より外に、社会や世界にむかってリアル空間に飛び出したともいえるね。

 

一倉:夏からはじまる「倶楽部撮家」もまさに外にむかっていきます。カメラのフレームから世界を読む…なんてかっこいい~。

 

武田:イシス編集学校などで行われるイベントでも撮家たちが活躍しそうなクラブだね。

 

一倉:いや~、あっちもこっちも入りたい!クラブ絞りきれないですねぇ。しかも!津田一郎さん監修のクラブ【カオス的編Rec】は、期間限定のクラブらしいですよ。

 

武田:え、なんで?

 

一倉:それは…アレゴリアTVを見てください!


各クラブの記事、過去のアレゴリアTVはコチラから!

【Archive】多読アレゴリア:イシス発!クラブ文化の饗宴

 

文:一倉広美

アイキャッチ画像:山内貴暉


多読アレゴリア2025夏

【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
【定員】490名(クラブによって定員は異なります)
【開講期間】2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
 ※ クレジット払いのみ
 ※ 初月度分のみ購入時決済
 以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
 例)2025夏申し込みの場合
 購入時に2025年6月分を決済
 2025年6月26日に2025年7月分、以後継続


 

2025夏 多読アレゴリアWEEK

募集開始★多読アレゴリア 2025・夏スタート!!!!!!!

 

▼倶楽部撮家

写真仲間求む!編集術でカメラと戯れる【倶楽部撮家】が多読アレゴリアにやってきた

 

▼カオス的編Rec

津田一郎監修クラブ【カオス的編Rec】誕生!科学的読書法に学び、「Qの地図」を描く

 

▼勝手にアカデミア

『三枝博音と鎌倉アカデミア』×3×REVIEWS

『鈴木清順エッセイコレクション』x3xREVIEWS

この夏、高見順の『敗戦日記』を読む

 

▼軽井沢別想フロンティア

軽井沢のトポスを編む旅へ。

 

▼大河ばっか!

べらぼう絢華帳 ~江戸を編む蔦重の夢~ 筆文屋一左のお誘い

 

▼EDO風狂連

編集別世にいざ参らん~夏の候の船出は間近(残席僅か)

 

▼よみかき探Qクラブ

夏メンバー大募集!愉快に生きるための「読み」「書き」をヒビに挟もう

8人の書民の横顔をたくさんのQ

 

▼終活読書★四門堂

花も歌もひとりでいられない【花歌果の戒】手向けを終えて

 

▼群島ククムイ

今福龍太と夏の島旅へヨーソロー

 

▼着物コンパ倶楽部

vol.4 2025夏からの新規会員を募集します★

 

▼MEditLab for ISIS

もし順天堂大学現役ドクターが本気で「保健体育」の授業をしたら

 

▼OUTLYING CLUB

外縁から世界を編み直す

 

▼EDO風狂連

夢の続きは上野で。――続・栄華乃夢噺〈かわら版〉

 

▼身体多面体茶論

夏は疲労身体!?

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

  • ISIS co-mission (イシス編集学校アドバイザリー・ボード)

    イシス・コミッション DO-SAY 2025年6月

    イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]

  • 田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)

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コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-06-20

石川淳といえば、同姓同名のマンガ家に、いしかわじゅん、という人がいますが、彼にはちょっとした笑い話があります。
ある時、いしかわ氏の口座に心当たりのない振り込みがあった。しばらくして出版社から連絡が…。
「文学者の石川淳先生の原稿料を、間違えて、いしかわ先生のところに振り込んでしまいました!!」
振り込み返してくれと言われてその通りにしたそうですが、「間違えた先がオレだったからよかったけど、反対だったらどうしてたんだろうね」と笑い話にされてました。(マンガ家いしかわじゅんについては「マンガのスコア」吾妻ひでお回、安彦良和回などをご参照のこと)

ところで石川淳と聞くと、本格的な大文豪といった感じで、なんとなく近寄りがたい気がしませんか。しかし意外に洒脱な文体はリーダビリティが高く、物語の運びもエンタメ心にあふれています。「山桜」は幕切れも鮮やかな幻想譚。「鷹」は愛煙家必読のマジックリアリズム。「前身」は石川淳に意外なギャグセンスがあることを知らしめる抱腹絶倒の爆笑譚。是非ご一読を。

川邊透

2025-06-17

私たちを取り巻く世界、私たちが感じる世界を相対化し、ふんわふわな気持ちにさせてくれるエピソード、楽しく拝聴しました。

虫に因むお話がたくさん出てきましたね。
イモムシが蛹~蝶に変態する瀬戸際の心象とはどういうものなのか、確かに、気になってしようがありません。
チョウや蚊のように、指先で味を感じられるようになったとしたら、私たちのグルメ生活はいったいどんな衣替えをするのでしょう。

虫たちの「カラダセンサー」のあれこれが少しでも気になった方には、ロンドン大学教授(感覚・行動生態学)ラース・チットカ著『ハチは心をもっている』がオススメです。
(カモノハシが圧力場、電場のようなものを感じているというお話がありましたが、)身近なハチたちが、あのコンパクトな体の中に隠し持っている、電場、地場、偏光等々を感じ取るしくみについて、科学的検証の苦労話などにもニンマリしつつ、遠く深く知ることができます。
で、タイトルが示すように、読み進むうちに、ハチにまつわるトンデモ話は感覚ワールド界隈に留まらず、私たちの「心」を相対化し、「意識」を優しく包み込んで無重力宇宙に置き去りにしてしまいます。
ぜひ、めくるめく昆虫沼の一端を覗き見してみてください。

おかわり旬感本
(6)『ハチは心をもっている』ラース・チットカ(著)今西康子(訳)みすず書房 2025

大沼友紀

2025-06-17

●記事の最後にコメントをすることは、尾学かもしれない。
●尻尾を持ったボードゲームコンポーネント(用具)といえば「表か裏か(ヘッズ・アンド・テイルズ:Heads And Tails)」を賭けるコイン投げ。
●自然に落ちている木の葉や実など放って、表裏2面の出方を決める。コイン投げのルーツてあり、サイコロのルーツでもある。
●古代ローマ時代、表がポンペイウス大王の横顔、裏が船のコインを用いていたことから「船か頭か(navia aut caput)」と呼ばれていた。……これ、Heads And Sailsでもいい?
●サイコロと船の関係は日本にもある。江戸時代に海運のお守りとして、造成した船の帆柱の下に船玉――サイコロを納めていた。
●すこしでも顕冥になるよう、尾学まがいのコメント初公開(航海)とまいります。お見知りおきを。
写真引用:
https://en.wikipedia.org/wiki/Coin_flipping#/media/File:Pompey_by_Nasidius.jpg