かつて「大人マンガ」というジャンルがあった(詳しくは「マンガのスコア 園山俊二」参照)。この周辺には、ファインアートと踵を接する作家たちが数多く存在する。タイガー立石もその一人。1982年、工作舎から刊行された『虎の巻』は、まさしくオトナのためのマンガの最極北。いいお酒といっしょにちびちび味わいたい。
ほんのれんvol.34のテーマは、「信じるものは救われる?分断時代の宗教モンダイ」。
今回は私たちの身の回りに実は潜んでいる色々な「宗教」を探りながら、日本の宗教って?を考えてみます。
日本の宗教は「仰なき実践」!?『宗教とデザイン』『宗教と日本人』の2冊を読む。
▼目次
「宗教なに?」って聞けなくない?/1995年の記憶/「宗教」との距離感/グラフィックデザイナー、松田行正さん/キリスト教=普遍性、イスラム教=絶対性、仏教=安定性/身近な宗教デザイン/「系統樹」の枝分かれ感覚/「冊子」も宗教から生まれた!?/旧約聖書は巻物、新約聖書は冊子/建築に潜む宗教思想/宗教をみる3つの視点=実践・信仰・所属/無宗教のお葬式って?/神道式の葬式が浸透しなかった理由/スピは信仰?/「宗教する」/Spiritual But Not Religious/宗教の消費化/神の喪失、技巧の喪失?/「信じる」より「諦め」たかった/「ファクト教」と「自力教」/世界観切り替えスイッチ/知りたいという気持ち/世界とのつながり方
▼登場した本
『宗教とデザイン』松田行正(著) 左右社 2023
『宗教と日本人─葬式仏教からスピリチュアル文化まで』岡本亮輔(著) 中央公論新社 2021
『SBNR エコノミー 「心の豊かさ」の探求から生まれる新たなマーケット』博報堂 ストラテジックプラニング局 (著), SIGNING (著)宣伝会議 2025
『完全教祖マニュアル』架神 恭介 (著), 辰巳 一世 (著) 筑摩書房 2009
▼今月の旬感本
『福音派─終末論に引き裂かれるアメリカ社会』加藤喜之(著) 中央公論新社 2025
『宗教対立がわかると「世界史」がかわる』島田裕巳(著) 晶文社 2022
『宗教の起源─私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』ロビン・ダンバー(著) 小田哲(訳)長谷川眞理子(解説) 白揚社 2023
『宗教とデザイン』松田行正(著) 左右社 2023
『宗教と日本人─葬式仏教からスピリチュアル文化まで』岡本亮輔(著) 中央公論新社 2021
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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2026-03-05
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