【よみかき探Qクラブ】夏メンバー大募集!愉快に生きるための「読み」「書き」をヒビに挟もう

2025/05/17(土)23:34
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☆愉快に生きるための言葉・心・体をつくる☆

 

 「よみかき探Qクラブ」では、クラブメンバー(Q人_キュート)が日々にぎやかに、「読み手」「書き手」になりながら、「よみ」「かき」の方法を探究しています。自らの読み書きを磨きながら、イシスの内と外、子どもと大人の垣根を超えて、編集稽古で遊べる場づくりを進めています。

 3シーズン目は書民がZINE作りにトライします。やってみたい方、ぜひご一緒に。

 ここまで読んで申し込みたくなった方、早速こちらからどうぞ。

 

【活動】

 

▼オンラインイベント

 

日程はメンバーの希望を聞きながら調整しています。
録画をシェアしているので、日程が合わなくてもキャッチアップできます。

 

◎顔合わせ千夜千冊共読会

 夏は、6/22(日)10:00~12:00 に開催予定です。
 1730夜『見えないものを集める蜜蜂』を読みます。

 

3月開催時の集合写真。ファシリの書民・長島順子は青空の下から

 

◎よみかき編集ワークとナビ研鑽会

 本の紹介文やポップ作りを通して、新しい本の読み方(インプットとアウトプット)を体感するワークです。
 大人も子どもも参加できます。
 希望者は、研鑽会と、ラウンジでの8つのQの回答で、ワークショップナビゲーターになれます。

 一緒に、多様な本の読み方、遊び方を広げていく仲間になりませんか。

 

ポップを作ることで本との距離が縮まる

 

◎イドバタトーク

 編集を実践する日々からこぼれ落ちるものを交わし合う場です。
 春は「書く」についてのトークをしました。

 キーフレーズとして、書き手を育てるのは読み手の応答であること、師範代が回答に必ず応答するイシス編集学校のモデルは、「読み」「書き」を育てる苗代だということが浮かび上がりました。

 

▼エディットカフェラウンジでの活動

 

好きなお題を選んで回答するスタイルです。

 

◎四季の共読の部屋

 絵本、児童文学、学び、言葉、教育に関する本をリストアップしています。

 連想する本を持ち寄り、本棚を育てます。

 ジャンルをまたぐ探Qクロス読みで、知文執筆にトライ!

 

◎クラブを象徴する3冊 

 

『もこ もこもこ』 谷川 俊太郎, 元永 定正/文研出版
『長くつ下のピッピ』アストリッド・リンドグレーン, イングリッド・ヴァン・ニイマン, 菱木 晃子/岩波書店
『想像力を触発する教育』キエラン・イーガン/北大路書房

 

クラブフライヤー。キーブック3冊を融合しています。

(作・大濱朋子)

 

◎8つのQ 

 守のお題を、普段の生活の中に置いてアレンジした「Q」が出ます。

 日常の遊びや学びの中にひそむ「型」を見る目を養います。
 いつでもどこでもお題で遊べるようになります。

 

◎エディション読み

松岡正剛校長と共読する部屋です。夏ラウンジでは『少年の憂鬱』第五章・第六章を読みます。

 

▼春のトピックスから

 

ラウンジでは日々やり取りが起こっています。時にはリアルで会うこともあります。
今回は2つご紹介します。

 

□書民・松井路代が奈良から上京し、青熊書店、マグマブックスをはしご。Q人と落ち会い、プチ爆買い。(2025/4/15)

 

□穹人・坂口弥生さん花伝所入伝。書民・景山卓也の「かげやまヒビ」に触発され「ハナノヒビ」連載開始。(2025/5/7)

4月15日、虎ノ門ヒルズのマグマブックスへ

 

▼よくいただく質問

 

Q:時間がなくて回答できないかもしれないのですが、大丈夫でしょうか。

 

A:大丈夫です。まずはクラブの発信の「読み手」となってください。

  また、クラブでは、今は読めなくても、本のことを思い浮かべるだけでも読書だと捉えています。
  気楽に、まずはご参加ください。

 

Q:よみかき探Qクラブは、「子ども編集学校」とはどのような関係ですか。

 

A:よみかき探Qクラブは、子ども編集学校プロジェクトを進めてきた子ども支局メンバーが中心となって運営しています。

  将来的に、子ども&大人に「読み」「書き」の方法(世界を探究するスコップ)を手渡していくリアルまたはオンラインの場(ワークショップ等)を継続的に開きたいと思っています。

  よみかき探Qクラブは、子ども向け・親子向け・大人向けワークショップのナビゲーターになりたい方の研鑽の場でもあります。
 プロジェクトでは、イシスのモデルを、家庭やクラス、スクールで応用している方、これから応用したい方にご参加いただいてきました。「子ども編集学校」 に興味のある方は、ぜひクラブにご参加ください。

 

Q:子どもが身近にいる環境ではない、もしくは子育て経験がないという場合でもクラブは楽しめますか。

 

A:クラブ活動に関しては、身近に子どもがいる・いないについては関わりなくご参加いただけます。
  共読を通じて、自らの「幼な心」を呼び起こすことを主眼としています。
  また、編集遊びをしてみたい子ども、大人の参加者は、よみかき編集ワークショップ開催時に都度、募集予定です。

 

ーー

クラブのルーツやクロニクルを記したフライヤーをこちらからご覧いただけます。


 

正解のない問いに向かう、愉快な読み書き仲間、お待ちしています!

 


多読アレゴリア2025夏 よみかき探Qクラブ

 

書民:景山卓也、得原藍、吉野陽子、松井路代、石井梨香、浦澤美穂、上原悦子、長島順子

 

【定員】30名

【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
【開講期間】2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【申込締切】2025年5月26日(月)

【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
 ※ クレジット払いのみ
 ※ 初月度分のみ購入時決済
 以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
 例)2025夏申し込みの場合
 購入時に2025年6月分を決済
 2025年6月26日に2025年7月分、以後継続

 

 

 

文:松井路代

アイキャッチ画像:よみかき探Qクラブ×山内貴暉

 

 

  • イドバタ瓦版組

    「イシス子どもフィールド」のメディア部。「イドバタイムズ」でイシスの方法を発信する。内容は「エディッツの会」をはじめとした企画の広報及びレポート。ネーミングの由来は、フィールド内のイドバタ(井戸端)で企画が生まれるのを見た松岡正剛校長が「イドバタイジング」と命名したことによる。

コメント

1~3件/3件

堀江純一

2025-06-20

石川淳といえば、同姓同名のマンガ家に、いしかわじゅん、という人がいますが、彼にはちょっとした笑い話があります。
ある時、いしかわ氏の口座に心当たりのない振り込みがあった。しばらくして出版社から連絡が…。
「文学者の石川淳先生の原稿料を、間違えて、いしかわ先生のところに振り込んでしまいました!!」
振り込み返してくれと言われてその通りにしたそうですが、「間違えた先がオレだったからよかったけど、反対だったらどうしてたんだろうね」と笑い話にされてました。(マンガ家いしかわじゅんについては「マンガのスコア」吾妻ひでお回、安彦良和回などをご参照のこと)

ところで石川淳と聞くと、本格的な大文豪といった感じで、なんとなく近寄りがたい気がしませんか。しかし意外に洒脱な文体はリーダビリティが高く、物語の運びもエンタメ心にあふれています。「山桜」は幕切れも鮮やかな幻想譚。「鷹」は愛煙家必読のマジックリアリズム。「前身」は石川淳に意外なギャグセンスがあることを知らしめる抱腹絶倒の爆笑譚。是非ご一読を。

川邊透

2025-06-17

私たちを取り巻く世界、私たちが感じる世界を相対化し、ふんわふわな気持ちにさせてくれるエピソード、楽しく拝聴しました。

虫に因むお話がたくさん出てきましたね。
イモムシが蛹~蝶に変態する瀬戸際の心象とはどういうものなのか、確かに、気になってしようがありません。
チョウや蚊のように、指先で味を感じられるようになったとしたら、私たちのグルメ生活はいったいどんな衣替えをするのでしょう。

虫たちの「カラダセンサー」のあれこれが少しでも気になった方には、ロンドン大学教授(感覚・行動生態学)ラース・チットカ著『ハチは心をもっている』がオススメです。
(カモノハシが圧力場、電場のようなものを感じているというお話がありましたが、)身近なハチたちが、あのコンパクトな体の中に隠し持っている、電場、地場、偏光等々を感じ取るしくみについて、科学的検証の苦労話などにもニンマリしつつ、遠く深く知ることができます。
で、タイトルが示すように、読み進むうちに、ハチにまつわるトンデモ話は感覚ワールド界隈に留まらず、私たちの「心」を相対化し、「意識」を優しく包み込んで無重力宇宙に置き去りにしてしまいます。
ぜひ、めくるめく昆虫沼の一端を覗き見してみてください。

おかわり旬感本
(6)『ハチは心をもっている』ラース・チットカ(著)今西康子(訳)みすず書房 2025

大沼友紀

2025-06-17

●記事の最後にコメントをすることは、尾学かもしれない。
●尻尾を持ったボードゲームコンポーネント(用具)といえば「表か裏か(ヘッズ・アンド・テイルズ:Heads And Tails)」を賭けるコイン投げ。
●自然に落ちている木の葉や実など放って、表裏2面の出方を決める。コイン投げのルーツてあり、サイコロのルーツでもある。
●古代ローマ時代、表がポンペイウス大王の横顔、裏が船のコインを用いていたことから「船か頭か(navia aut caput)」と呼ばれていた。……これ、Heads And Sailsでもいい?
●サイコロと船の関係は日本にもある。江戸時代に海運のお守りとして、造成した船の帆柱の下に船玉――サイコロを納めていた。
●すこしでも顕冥になるよう、尾学まがいのコメント初公開(航海)とまいります。お見知りおきを。
写真引用:
https://en.wikipedia.org/wiki/Coin_flipping#/media/File:Pompey_by_Nasidius.jpg