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週刊キンダイvol.015 ~目指せ編集ホームラン王~
- 2025/08/20(水)12:00
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注目の近大出身アスリート
甲子園では高校野球が佳境を迎えている。21日はベスト4が激突。55[守]の卒門日8月24日には優勝校が決まっているはずだ。
高校野球の開催期間、甲子園を球児に明け渡して1カ月近い長期ロードに出るのが阪神タイガースだ。かつては疲労が蓄積し、調子を崩すこともあり「死のロード」とも呼ばれていたが、今年は好調だ。3連勝で優勝マジックを21に減らし首位を走っている(19日現在)。その原動力が4番としてチームを引っ張る佐藤輝明だ。豪快なスイングでスタンドまで白球を運ぶ姿は、すでに甲子園の風物詩。打撃不振に苦しんだ時期もあったが、打撃フォームの修正を重ねてスタイルを築き上げた。自らを編集した結果の31本塁打はセ・リーグトップ、6年目で初の本塁打王が見えてきた。佐藤輝明は近畿大学出身だ。
また、琴勝峰の幕内優勝で幕を閉じた大相撲名古屋場所。十両優勝したのは二子山部屋の三田大生(みた・だいき)だった。近畿大学出身で、相撲部主将も務めた入門2年目の力士だ。五月場所で左手を骨折したが稽古で克服。小兵らしいスピードを生かし、十両を2場所目で制した。
番ボーで大活躍
プロ野球で大相撲で、近大出身アスリートが注目されている。OBの活躍に触発されたように55[守]の近大生も第2回番選ボードレールで大活躍した。マグロワンダフル教室では、半数以上の7人がエントリー。同朋衆による講評でも多数の作品が入選・入賞した。
アポなしの雷・ピンポンダッシュの幽霊
科学的な雷・オカルトの幽霊
紺青の北斎・曙のダーウィン
描く北斎・書くダーウィン
全員の珈琲・成人の麦酒
どの作品もミメロギアの対比の型を意識し、語呂など発音にもこだわっている。なかでも「アポなしの雷・ピンポンダッシュの幽霊」は、玄関先のちょっとしたドラマに注意のカーソルを当てた、近大ミメロギア史にも残る快作だろう。

第4回稽古Dayの模様
さあ、卒門へ
55[守]は今、4日後の全番回答期限に向けて全教室が編集稽古に向かっている。近大生も卒門目指しお題と格闘中だ。徹夜で7連続回答した強者も現れた。19日には、第4回となる恒例の稽古Dayに4人が参加した。一番の山となりそうな「イシスな文体練習」を全員で稽古した。「地をそろえるとは、相手に何かを伝えようとすること」「何を言っているかわからないのは、相手のことを考えられていないから」―東京から駆け付けた蒔田俊介、南田桂吾から実践的なアドバイスもあった。
ホワイトボードで開設する蒔田伴志
編集もまたスポーツと同じく挑戦の連続だ。豪快な放物線を描く佐藤輝明のように、スピード感ある三田大生のように、OBアスリートに倣って編集し、卒門を目指そう。編集ホームラン王へ―この夏の挑戦が明日への扉を開く。
アイキャッチ/稲森久純(55[守]師範代)
文/景山和浩(55[守]師範)
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