番選ボードレール講評が出そろった。
「どうぞ編集の奥地へといらしてください」。2019年7月25日夜、番匠・林朝恵が学衆に向けてメッセージを発した。「こんな編集やってみたい。そう感じた方もきっといるでしょう。その瞬間から、もう実現へのスタートを切ったも同然です」。
そう言って林が紹介したのは、届いたばかりの講評から選りすぐった同朋衆の言葉たち。伝習座にローリング・ストーンズのTシャツ姿で現れ、ロックな編集を叫ぶ林ならではの、心に火をつける言葉の選択だった。
このメッセージは、もう一人の番匠・景山和浩から「林番匠の締めの挨拶があるといい」という半ば強引なオファーに応え、即座に編集したものだった。
番匠がいつも用意周到に連携しあっているかといえば、そうではない。相手を引き立てながら、自らも演奏を楽しむジャズプレーヤーのように、以心伝心のアドリブ編集を加えることもある。
ロックの熱狂とジャズの即興を兼ね備えた林朝恵の番匠編集は格好いい。
景山和浩
編集的先達:井上ひさし。日刊スポーツ記者。用意と卒意、機をみた絶妙の助言、安定した活動は師範の師範として手本になっている。その柔和な性格から決して怒らない師範とも言われる。
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