『野望の王国』原作:雁屋哲、作画:由起賢二
セカイ系が猖獗を極める以前、世界征服とはこういうものだった!
目標は自らが世界最高の権力者となり、理想の王国を築くこと。ただそれだけ。あとはただひたすら死闘に次ぐ死闘!そして足掛け六年、全28巻費やして達成したのは、ようやく一地方都市の制圧だけだった。世界征服までの道のりはあまりにも長い!

広島といえば、カープに、お好み焼きに、厳島。babymetalの中元すず香? いやいや、未来への「問いマップ」やけん!
EEL野村社長の出身地であり、2013年には、元陸上競技選手・為末大さんを2日間合宿のゲスト講師にお招きし、企業塾ハイパーコーポレートユニバーシティ(現[AIDA])としては異例の!? ビジネスマン30名が身体を存分に動かし、脳と心と体のあいだを問いなおした(牡蠣も食べつくした)場として、EELにゆかりある広島県。2021年10月から、広島の未来の「問い」を編集するプロジェクトが動いている。仕掛け人は、もちろん野村社長と、BOOKWARE隊長で映像ディレクターとして感門エンディング映像を即日編集し続けている小森康仁である。
「市民の方と一緒になって、これからの社会を考え・発信する場を持ちたい」。今回は広島市「イノベーション・ハブ・ひろしまCamps」の運営者の方からのご相談でスタートし、Campsと東広島市の「東広島イノベーションラボ ミライノ+」の2拠点合同での相互編集プロジェクトとなった。ツールは「本」、ルールは「問いを相互に触発すること」においた。約4カ月にわたって市民参加型で「問いを創造・発信する」対話がおこなわれた。
実は、前回ご紹介した「Co-Edit Shelf」で開発中の「共読プログラム」を一部、実践した。4名のチームになって、本を”問いと対話のための思考ツール”にして用いる。1名1冊ずつの本を、読前・読中・読後で著者のブラウザーを借りて読みすすめ、キーワードとホットワードをたくさん抱えて、一人ひとりの新たな問いを言葉にする。対話ごとのテーマと選書例は、下画像をご覧なられたい。参加者それぞれのものの見方が「地と図」ごと明らかになることで、メンバー同士の関係も深まっていった。
これまで出た問いは「未来をつなぐ10の問い」のマップに仮置きされた(冒頭アイキャッチ画像)。小ささと弱さ、アジールのあり方、カープマインドに代表される広島マインド、とは一体何か? 問いから問いの連鎖が生まれた。
この春、2022年度の本格始動に向けてキックオフがあった。この「問いマップ」と導入予定の「Co-Edit Shelf」とともに、世代を超えて「問いを編集するハブ」が広島に、そして全国に広がっていく?
[編工研界隈の動向を届ける橋本参丞のEEL便]
//つづく//
橋本英人
函館の漁師の子どもとは思えない甘いマスクの持ち主。師範代時代の教室名「天然ドリーム」は橋本のタフな天然さとチャーミングな鈍感力を象徴している。編集工学研究所主任研究員。イシス編集学校参丞。
かつて校長は、「”始末”とは、終わりのことですが、エンディングとビギニングは一緒だということ。歌舞伎役者が最後に舞いたい踊りは、自分を目覚めさせる踊りかもしれないわけで、終わりのメッセージとは、何か始まりを感じさせるもの […]
「日本流(経営)の本質は、異質なものを編集する力だったはずだ。ーーー異質なデータを価値ある情報に編集する知恵がこれからの勝負となる。それをセマンティックプラットフォーマーと呼んでいる。」 一橋大学ビジネスス […]
【参丞EEL便#034】 職場から「おしゃべり」が失われている?
ブライアン・イーノは、1996年に「scenius(シーニアス)」という言葉をつくった。「scene + genius」。文化的および知的進歩の多くは、あるシーン(やリアルな場所)から、一種の集合的魔法をおこした多数の人 […]
【参丞EEL便#033】「ちえなみき」で触れる7つの文字の世界
ひとつ、「雲」という字は元々は「云」と書き、これは雲気たなびく下に、竜のくるっと巻いたしっぽが見えている形である。大昔、人々は雲の中に「竜」がいると考えていた。 来場者10万人を突破した福井県敦賀市「ちえなみき」で、「一 […]
赤坂から、赤堤へ。 2012年12月、EELは6万冊の本と一緒に、赤坂から赤堤(最寄りが豪徳寺駅)へと引っ越しをした。知の移転を行った。 そこからちょうど10年、校長への献本や千夜本や、EELプロジェクト関 […]
コメント
1~3件/3件
2025-07-13
『野望の王国』原作:雁屋哲、作画:由起賢二
セカイ系が猖獗を極める以前、世界征服とはこういうものだった!
目標は自らが世界最高の権力者となり、理想の王国を築くこと。ただそれだけ。あとはただひたすら死闘に次ぐ死闘!そして足掛け六年、全28巻費やして達成したのは、ようやく一地方都市の制圧だけだった。世界征服までの道のりはあまりにも長い!
2025-07-08
結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。
2025-07-07
七夕の伝承は、古来中国に伝わる星の伝説に由来しているが、文字や学芸の向上を願う「乞巧奠」にあやかって、筆の見立ての谷中生姜に、物事を成し遂げる寺島ナス。いずれも東京の伝統野菜だが、「継承」の願いも込めて。