誰にでも必ず訪れる最期の日。
それが、どのような形で訪れるかはわからないが、一番ありえそうなパターンの一つが終末介護病棟での最期じゃないだろうか。沖田×華先生と言えば、自虐ネタのエッセイマンガでよく知られるが、物語作家としても超一流だった。深く死に向き合いたい方は、是非ご一読を。
(沖田×華『お別れホスピタル』)
「師範全員、登場しましたよね」
伝習座前日、21時半。和田めぐみ番匠は、師範9人の出番確認を終えようとしていた。
「あ、白川さん」
白川”らくだ”雅敏師範だけ、なぜか忘却の彼方にいた。物々しい緊張感の本楼、数時間ぶりに空気が緩む。
画面に登場したらくだ。なぜか下からの照明を浴びている。話し出すと、さらなる笑いを呼ぶ。マイクの不調だ。
「音がワレワレです」
和田は、息も絶え絶えに伝える。
鈴木康代学匠は、ダハハと前のめりになる。
「白川さん、ダースベイダー化してますよ」
「みなさんの見立ての力、すごいですねえ」と、もっともらしいことを言いながら、らくだはのんびりと調整する。
「いいマイクのほうにしました」とらくだが言う。
「いいマイクあるんですね」
なぜ最初からそれを使わないのか。和田は菩薩の笑みになる。
数日前に行われたZoom会議でも、白川は真っ暗闇のリビングから参加した。地球環境への思いやりだろうか。
白川らくだは、電気もマイクも節約する。
限りある資源で生きる、砂漠のらくだの知恵である。

本番でも、マイク電源オフのまま話し出す徹底ぶり
(写真:後藤由加里)
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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コメント
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