祝2000達成!窮地を救った記念すべき記事は?

2022/07/03(日)17:50
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 遊刊エディスト創刊から2年10ヶ月、100名を超えるエディストライターが毎日絶やさず更新し続け1035日目の今日ついに2000記事が達成した。

 

 輝かしい2000本目となったのは、林頭吉村堅樹か?はたまた編集かあさん松井路代か?いや、ベテラン猛者に挟まれるカタチで公開された新人ライター竹岩直子の「vol03.吸啜【言語聴覚士ことばのさんぽ帖】」である。

 

 【言語聴覚士ことばのさんぽ帖】は竹岩の職能的《注意のカーソル》で言葉と行為を丁寧に関係づけて紐解いていく連載だ。瑞々しい筆致で静かに且つ着実に支持を得ている注目ライターの一人である。これからエディストの人気連載となっていくであろう。

 

 ここだけの話、編集部内はソワソワしていた。記念すべき記録達成目前にして「2000本目の記事が入っていない!」というギリギリの状態だった。明日の記事が入ってないことは決して珍しいことではないが(!)2000本目となると話は別だ。そこに図らずも救世主・竹岩がふんわり舞い降りてきた。編集部では安堵と歓喜の声が漏れた。これは昨日の話である。

 

2019.09.03 遊刊エディスト開設

2021.02.17 1000達成「46[守]道につながる恋物語」石井梨香

2021.10.15 1500達成「20周年師範代リレー 第37期 山田泰久」エディスト編集部

2022.07.03 2000達成「vol03.吸啜【言語聴覚士ことばのさんぽ帖】」竹岩直子

  • 後藤由加里

    編集的先達:石内都
    NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。