私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

「みなさん、お先に失礼します!」。出題から8時間17分後、柑橘カイヨワ教室のFが、[守]最後のお題038番回答を携えて教室に現われた。その6分後、代々ビオトープ教室 Kの回答が届いた。50[守]全番回答締め切りまで1週間。ラストウィークの朝は二人の卒門で幕を開けた。
Fは、「ひとまず界盗します!」と全番のほとんどを出題日に放ってきた瞬息の持ち主である。一度の回答だけに飽き足らず、番外回答の瞬足も止まらない。
Kは、開講当初の自己紹介で、「イシス編集学校を「地」にするとわたしは新参者」と名乗り、躍るように弾むように稽古に臨んだ。教室、勧学会、別院、エディットツアーと、いつもどこにも登場し、「毎日が編集日」を実践し続けている。
38番「編集カラオケ八段錦」の回答は続き、計13名が出題日当日に卒門を決めた。あと1週間、どれだけの歌が奏でられるだろう。鳴り響く歌は50[守]の実りであり、次の編集道への応援歌にもなっていく。
文:堀田幸義、阿部幸織、石井梨香
アイキャッチ画像:得原藍、森川絢子
◆51[守]申し込み受付中
[守]基本コース(51期)
2023年5月8日~8月20日
https://es.isis.ne.jp/course/syu
◆50[破]申し込み受付中
※2023年2月28日(火)18:00まで、早得!
[破]応用コース(50期)
2023年4月24日~8月13日
https://es.isis.ne.jp/course/ha
イシス編集学校 [守]チーム
編集学校の原風景であり稽古の原郷となる[守]。初めてイシス編集学校と出会う学衆と歩みつづける学匠、番匠、師範、ときどき師範代のチーム。鯉は竜になるか。
テスト・課題・就活には編集力が一番効く 学校のテスト結果に先がけて、55[守]番選ボードレール「一種合成」の講評が揃った。5日間にわたり届いた10本のほとんどに近大生の名前があった。やはり今期はひと味違う […]
緊急開催!!! 特別講義「佐藤優の編集宣言」の読前ミーティング
特別講義「佐藤優の編集宣言」(7月6日開催)まであと一週間という金曜、55[守]最初の番選ボードレールの講評のさなか、特別講義チームによるミーティングが開催された。 数日前に佐藤優さんから課題本『消された外 […]
「この部屋、昼はこんなにまぶしかったんですね」 東京から駆け付けた学林局の衣笠純子が、教室を見てつぶやいた。6月17日、大阪は快晴。近畿大学・アカデミックシアターのACT-116はガラス張りで、午後の光 […]
第2回創守座の特徴は、なんと言っても学衆のオブザーブだ。指導陣が一堂に会する場を、半分、外に開いていくというこの仕組み。第1回の創守座が師範代に「なる」場だとすると、この回では師範代になることを「見せる」場にもなる。オ […]
かつて「ケイコとマナブ」というスクール情報誌があった。習い事である”稽古”と資格取得にむけた”学び”がテーマごとに並んでおり、見ているだけで学んだ気分になれたものだ。 今や小学生の約3人に2人は習いごとをしているが、 […]
コメント
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2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。
2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。