自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
蔵・三棚・書院。これをイシス編集学校では、レパートリー・
アーカイブした情報を一旦取り出し、仮置きし、
しかし、
リアルで富山開催のみとなるが、日本する、
<藤田小百合からのメッセージ>
社会や環境が大きく変化するいま。私たちは、日々、「これまで」
や「いま」に編集を加え、“新しい時間” を創り出す必要に迫られる場面に出会うことが増えました。
とは言え、何でもかんでもこれまでと違っていればいいというわけでもなく、 何かしらの「型」を見ながら編集しなければ、人として、生命として、 かえって必要なものを失ってしまうこともあるでしょう。
しなやかに凜とした時間。
それは、日本文化に流れる大きな流れのひとつです。
しかし、いつしか、そこから立ち上る「おもむき」、「ふるまいや」や「もてなし」は希薄になっていると思いませんか?
今一度、身近な日常の時間に、年中行事(時間)と室礼(空間)、“日本知る”と“日本する”のニホン柱をかさねかさねしながら「ハレじかん」を取り込み、< 感じる日本>を深めていきたいものです。
それには、イシス編集学校の「型」や「方法」も、大きなハタラキをしてくれます。
身近なモノやコトを見る目が大きく変わり、新しい意識、時間が流れ始めます。
みなさん、ひとりひとりから、日本の新しい伏流水がたくさん生まれ、いつか大きな編集のうねりとなることを楽しみたいと思います。
第1回目のテーマは「床の間」です。
床の間を知る・する。ご一緒しましょう。
【日本シルースル 日本を感じる編集ワーク 床の間編】
〇講師:藤田小百合
〇日時:2023年4月9日(日)13:30〜16:30 ※リアルのみ
〇参加費:3,500円(税込)
〇定員:20名
〇会場:〒930-0044 富山県富山市中央通り1丁目5-12 ロイヤルプリンセス2F Think space数寄書斎
〇申込:https://shop.eel.co.jp/products/detail/534
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。見逃した方はぜひこちらの記事でキャッチアップを。 今回は9月に公開され […]
【プレスリリース】新刊『不確かな時代の「編集稽古」入門』(11月13日発売)で、田中優子が学びの未来を問う
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、学長である田中優子による新刊の発売をお知らせいたします。 世界情勢の混乱、社会の分断、生成AI時代の不確実 […]
【田中優子の学長通信】No.12 『不確かな時代の「編集稽古」入門』予告
この表題は、もうじき刊行される本の題名です。この本には、25名もの「もと学衆さん」や師範代経験者たちが登場します。それだけの人たちに協力していただいてできた本です。もちろん、イシス編集学校のスタッフたちにも読んでもらい […]
田中優子の酒上夕書斎|第五夕『苦界浄土』石牟礼道子(2025年10月28日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
コメント
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。