【一日限定!】10/2 <2万冊の本楼ツアー>で編集を体験する

2022/09/26(月)21:23
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イシス編集学校ブックサロンスペース本楼

2万冊の本楼。6万冊のISIS館。
本屋でもなければ、図書館でもない。松岡正剛が監修した世田谷豪徳寺の編集工学研究所の仕事場であり、イシス編集学校の本拠地でもある。本の秘密基地のような空間で、一日限定の編集術と多読術のワークを開催する。

 

まず入口の和紙と木で組まれた全集棚の井寸房を抜けて、2階の学林堂へ。サイエンスから言語論まで、マンガから西洋文学までがぎっしりと並べられている。校長の松岡正剛による書やアートワークなどの展示もここでしか見ることはできない。そして1階の本楼は、日本に関する本のみ2万冊で構成されているブックサロンである。

 

「井寸房」は井戸の下の小さな空間を意味する。文庫・単行本・全集がちょうどおさまるように棚の寸法が違う。

 

ナビゲートするのは、『情報の歴史21』編集長で、イシス編集学校林頭の吉村堅樹。普段は見ることができない2階の学林堂から1階の本楼までをリアルにツアーし、読書と編集を重ねて案内いたします。

お申込みはこちらからどうぞ→ https://shop.eel.co.jp/products/detail/461


■日時:2022年10月2日(日)15:00 – 17:30
■費用:1500円
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■人数:限定15名様まで
■申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/461

  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。