発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

7月4日(日)のオンライン七夕まつり「七夕エディッツの会」は、参加した大人と子どもに「おみやげ」つき。イシスのブック・スターがセレクトした七夕三冊ブックリストがプレゼントされる。お申込み締め切り間近、どうぞお忘れなく!
七夕三冊を選んだブック・スターのきらめくプロフィールを一挙紹介する。
◆天野陽子さん/師範・図書館司書
歌人の師範が選ぶ3冊は見開きに散りばめられた言葉をのぞきたい。子どものブックプロジェクトを応援する図書館長。
◆太田眞千代さん/母匠・主婦
イシス編集学校 第1期師範代。[離]学衆のために書き続けた千夜千冊ガイドは永久保存版に。
◆大原慈省さん/師範・日本ペンクラブ
国際的な児童図書の組織で作家にも詳しい、物語講座の師範。心照らす3冊が届いた。
◆関富夫さん/師範・IT系会社員
国際的に活躍するIT系師範。花目付、番匠と、要を担う探究者の姿がスリリング。
◆高宮光江さん/共読ナビゲータ・国際子ども図書館ほか図書館員
本の川もわくわく泳いでほしい図書館員が選ぶ3冊。学生に共読ナビゲート、自身は多読ジム通いで、本ざんまい。
◆原田淳子さん/学匠・図書館流通センター勤務
国内の全新刊書に目を通す仕事をこなした本のツワモノ。[破]学匠のメディア感覚で選ぶ3冊は人類史の不思議。
◆森由佳さん/銀行員・ときどき大学生
支所未知奥連では弦主として東北のイシスの星々を束ねる。「線」の引き方が変わる3冊。
◆北原ひでおさん/師範・建設会社勤務
三冊屋四天王の一人。空を見上げて大きく開いた胸の余白に、三冊を。
絵本『たなばたプールびらき』(文:中川 ひろたか、絵:村上 康成/童心社)から『孔子の見た星空―古典詩文の星を読む』(福島 久雄、大修館書店)まで。
子どもと本をつなぎたい。親子と本をつなぎたいという思いを込めて寄せられたこの日だけの3冊×8セット+αのリスト、ぜひ手に取っていただきたい。
オンライン七夕まつり【七夕エディッツの会】byイシス子どもフィールド
7月4日(日)10:30~12:00
七夕のお話/宇宙のお話/ミニ編集ワーク
「エディッツ」とは、暮らしの中の「お題」です。
大人も子どももワイワイ楽しめる仕立てになっています。
〇当日読む絵本:
『ホワット・イズ・ディス? むずかしいことをシンプルに言ってみた』
ランドール・マンロー(著)、吉田三知世(訳)、早川書房
『星の使者 ガリレオ・ガリレイ』
ピーター・シス(文・絵) 原田勝(訳)、徳間書店
〇参加費:
フィールド会員550円
一般の方1,100円
子どもフィールド参加者に限らず、どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申し込みはこちらのフォームからどうぞ。
https://shop.eel.co.jp/products/detail/313
※7月3日(土)18:00までのお申込みにご協力お願いします。
子ども支局メンバー。左上から時計回りに、神尾美由紀、長島順子、景山卓也、上原悦子、江原藍、浦澤美穂、吉野陽子、松井路代
松井 路代
編集的先達:中島敦。2007年生の長男と独自のホームエデュケーション。オペラ好きの夫、小学生の娘と奈良在住の主婦。離では典離、物語講座では冠綴賞というイシスの二冠王。野望は子ども編集学校と小説家デビュー。
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コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。