自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
やはり編集工学は「情報」とともにあった。
初の二日間開催となった20周年感門之盟のフィナーレから約一日。
この間にアップされた記事は30超、View数もエディスト史上最多を更新しつづけた。
9月20日〜22日のあいだに最も読まれた記事を幾つかピックアップ!
●「ガンダム」に「おまかせ」!? 出世魚した45[破]の9教室
感門之盟の目玉が時期の[守][破]講座の新教室名発表だ。
松岡校長が直々に編集した唯一無二の命名。
>>関連記事:46[守]教室名発表 ~ドラム&ギターに言祝がれ~
今期を担当した師範代へ贈られる「先達文庫」が気になる方は
「LIST」のエディスト記事から確認できる。
●奇内花伝&曼名伽のハイブリット! 20感門近大配信チーム紹介
20周年感門では大阪の近畿会場と九州の耶馬渓会場を繋いだ。
こちらは大阪会場をしつらえた面々の顔ぶれがずらり。
大阪会場のエディストは梅澤奈央ライターが一手に引き受けた。
>>関連記事:賄いはまかしちょけ! ヤバ系な母の愛
感門二日目には、仙台と名古屋も加えた列島中継をした。
日本のあちこちで既に編集はじまっている。
感門之盟を翌日に控えた9/19の本楼会場のリハーサル記事。
しつらえとそこに関わる人と変更をかけつづけるプロセス。どれもリアル編集稽古の実践だ。
ブラウザ越しではなかなかみられない舞台裏に編集のヒミツがある。
>>関連記事:二日目は本楼も衣装替え【20周年感門之盟】
場所によって着替えをするように、舞台も衣装替えをする。
オンラインならではのはや着替えにも注目してほしい。
●「倍返し」できたかどうか 校長ゼッコーチョー【20周年感門之盟】
松岡校長の冒頭メッセージ。
「エディッタンス(エディット・ディスタンス)」という見方も登場する。
校長校話も後日公開予定。
最後に、この期間で読まれた記事がこちら。
[破]のクロニクル編集術のもととなった必携の書『情報の歴史』が今冬、いよいよ出版となる。
>>関連記事:エディストショップ#1:64技法風呂敷【20周年感門之盟】
松岡校長が今注目の編集工学研究所デザイナー穂積晴明による20周年記念グッズの第一弾。
オンラインでも購入できます。
* * *
遊刊エディストでは9月末までに当日の様子や舞台裏を紹介していく。
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上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
11/23(日)16~17時:イシスでパリコレ?! 着物ファッションショーを初披露【別典祭】
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読書することは編集すること 「読書」については、なかなか続けられない、習慣化が難しい、集中できずにSNSなどの気軽な情報に流されてしまう――そうした声が少なくない。 確かに読書の対象である「本 […]
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「ルール」とは一律の縛りではなく、多様な姿をもつものである。イシス編集学校の校長・松岡正剛は、ラグビーにおけるオフサイドの編集性を高く評価していた一方で、「臭いものに蓋」式の昨今のコンプライアンスのあり方を「つまらない」 […]
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。