45[守]リカちゃん・クッキング おやつ篇その1 桂師範チームの甘~い幸せ

2020/05/29(金)15:00
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イシスの講座は群で動いている。現在、45[守]講座には、21人の師範代と9人の師範がいる。師範1人と、2人ないし3人の師範代でチームを組み、チームラウンジでは日夜、相談、励まし、差し入れ、たまに息抜きの対話が交わされている。そこに時々、学匠や番匠も出入りする。

それぞれのチームには、世界にひとつだけの教室名や師範代のキャラクターに肖って、師範が名づけたネーミングがある。チーム名は指南の拠り所にもターゲットにも永遠のQにもなっていく。

45[守]の9チームはどんな名前なのか。師範のチーム名語りをよすがにクッキングで表した。レシピのポイントは、スーパーで買える材料ですぐにできること。

「おやつ篇」のスタートを飾るのはチーム「ゆめにわ」だ。

 

★チーム名「ゆめにわ」
……………………………………………………………………………
  中洲と神島。
  どちらも浮世離れした島という共通点があります。
  ちなみに浮世離れの浮世は、本来は憂世と書き、
  ままならないこの世の中を指した言葉です。
  コロナ禍の今日にはいっそう染みますね。

  そんな現実の隣にある庭をイメージしました。
  現(うつつ)の対義語は夢(ゆめ)ですね。

  
     師範       桂大介
     中洲マリリン教室 三苫麻里師範代
     神島帝釈天教室  下平真史師範代

 

ゆめにわパフェ

 

神島の深い緑とマリリンの赤い唇が彩る夢のパフェ。甘い中にも噛み応えのある指南をラムネに託した。桂師範のスイーツ数寄にインスパイアされた一品。

 
●レシピ

《ゆめにわパフェ》

[材料]
・抹茶カステラ   適量
・バニラアイスクリーム 100ml程度
・ラムネ菓子    適量
・いちご      2個
・シュークリーム(中身だけ) 適量

 

[ダンドリ]
1.抹茶カステラは好みの大きさに切っておく。
2.いちごは飾り付け分を残して薄く切っておく。
3.器に抹茶カステラ→いちご→アイス→ラムネ菓子→抹茶カステラ→いちご→アイス→ラムネ菓子の順に入れる。
4.シュークリームをやさしく割って中のクリームのみを3の頂上にのせる。
5.いちごを飾る。


●師範の感想いただきました!

淡い色彩のラムネ玉がゆめにわのイメージにぴったり。神島と中洲のデュアルカラーもバッチリですね。食べられる日を楽しみにしています。(桂大介師範)

 

 

  • 石井梨香

    編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。

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コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。