先達が舞台をのぞきこむ。食い入るように見つめる先には出世魚教室名と、それを眺める校長松岡正剛の姿があった。
破の教室名は出世する。守の教室名を活かしながら、それを成長させるのだ。もちろん命名は松岡だ。48[破]を担う新教室の名前を紹介しよう。
◆ 小椋加奈子 師範代
真面目で過激な、元舞台女優。板付Bダッシュは「特B」に。「得だぞ」とは松岡。「特BはAより上だから」
特別な金棒もって、さらに走り出す。
◆ 大濱朋子 師範代
石垣島に住む、パウル・クレーが大好きな美術の先生。発表の時間帯は、飛行機のなかだった。クレーはクォートに。大濱師範代のQが点閃してゆくはずだ。
◆ 山本ユキ 師範代
図書館に関わるお仕事で、職場ではじつは学匠原田淳子の先輩にあたる。韻を踏んだ教室名がすでになじんでいる。
◆ 渋江徹 師範代
「『それ』を考えたいと思います」との渋江の言葉に、松岡は「『弓と禅』を読んでね」とヒントを。エディスト読者も該当千夜を読まれたい。
◆ 阿部幸織 師範代
46[守]師範代登板後、今期物語14[綴]を績了。「あの時」より「いま時」との痺れる心意気で、満を持して登板。
スターシードが群生していった。阿部の胸のうちは、こちらの記事で。
◆ 輪島良子 師範代
オーストラリア・ブリスベンから、室内に電飾をはりめぐらせて待ち構える輪島良子。出世した名前を聞いて「猫が消えて電気が伝に……。あ、”Style束”なんですね」とすぐさま謎解き。たくさんの方法を手にさらなるスパークが。
◆ 岩橋賢 師範代
6[離]を退院した千離衆、イシスの講座を全コンプリートしたエビマヨ好き。「勿体」があるのか、ないのか、つくのか、つけるのか。もっともっとの48破が始まる。
◆ 佐藤裕子 師範代
「やっぱり、あんたは幕末だよ」「維新を起こします」
出世魚教室名史上初、[守]の2教室の一種合成となった。2種の教室から出世するほどのキャリアをもつのは佐藤しかいない。佐藤がイシスの先頭を率いていく。
スライドデザイン:穂積晴明
写真:上杉公志
記事準備:松原朋子
協力:福田容子
文:梅澤奈央
命名:松岡正剛
応用コース 第48期[破]
入門日:2022年4月11日(月)
稽古期間:2022年4月18日(月)~2022年8月7日(日)
詳細・お申し込みはこちら
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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