【Playlist】ものがたりに虹をかける10選:小濱有紀子

2022/01/25(火)19:00
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モノ語り、ヒト語り、コト語り。

 

自分の内側にある「語らずにはいられない」ことを、ひとりよがりにならず、いかに伝えるか。

内側ではなく外側にある「語らずにはいられない」ことを、どのようにして発見するか。

 

雨と太陽が出会って虹がかかるように。

ウチとソトを自由自在に入れ替えられる。

境界を揚々と超えられる。

 

それが、編集術としてのものがたり。

 

【Playlist】ものがたりに虹をかける10選:小濱有紀子

 

1.48[]の大冒険 ワジマール船長「渡」を越える

 

2.ベストセラーは名作か 秘密結社で師範は語る【47[]知文AT賞選評会議】

 

3.モノづくりから、物語づくりのナゴヤへ-「ナゴヤ面影座」の芸と道

 

4.[週刊花目付#26]「感・応」コンシャス

 

5.千夜千冊エディションが写真になるときープロカメラマン川本聖哉の仕事 10shot

 

6.イシスをDAN ZENにする7人【iGen001】穂積晴明 外郎売りからDJまで 多芸多才のデザイナー

 

7.「夜学」からなぜハックの冒険へ? 10の千夜で、編集工学の本来と将来を読む【36[花]師範エディション】

 

8.着物のまにまに〜時空センスの編集術 #6  情報収集で「おそろい」をつくる

 

9.ゴドーは来なかったけど神はおとづれた[芝居と読書と千の夜:15]

 

10.物語講座14綴ただいま発酵中

  • 小濱有紀子

    編集的先達:倉橋由美子。古今東西の物語を読破し、数式にすることができる異才。国文学を専攻し、くずし字も読みこなす職能。自らドラムを打ち鳴らし、年間50本超のライブ追っかけを続ける情熱。多彩で独自の編集道を走る、物語講座・創師。

  • リアルな師脚座は、ますます物語に満ちている【16綴物語講座への誘い】

    9月3日(日)。 残暑どころか、まだまだ盛夏と見紛うばかりの熱気のなか、当期指導陣全員がイシス学林局に集合。 16綴師脚座は、久々に完全リアル開催と相成りました。   師範からの熱い厚いプログラムレクチャーはい […]

  • いざ、発見と構築の「物語」という方法へ【16綴物語講座への誘い】

    先日、「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行ってきました。 展示は「人間は創造しない。人間は発見し、その発見から出発する」という素晴らしい名言からスタートしたのですが、私の人生の師のひとりであるガブリエル・タルドの「す […]

  • [15綴・物語講座]「あいだ」を物語る、リアル稽古・蒐譚場

    14綴から新設された「トリガー・クエスト」の最後のお題が出題され、1週間後に参稿を控える12月4日(日)。 待ちに待ったリアル稽古「蒐譚場」は、今年もオンラインと本楼でのハイブリッド開催となった。 だが、南は石垣島から北 […]

  • ウキウキしかない秋~15綴物語講座が待っている!

    昨季14綴で、開講以来初の大幅なお題改編(「異端で異質。物語講座 14綴から、新たな冒険がはじまる」)を経て、さらにウキウキの止まらない物語講座。 世界を切り拓くアウトロー・イシス編集学校において、さらなる横超・凌駕を画 […]

  • それはいつかの、あの物語【78感門】

    すでに「物語講座四冠受賞の男【78感門】」で授賞式の顛末ごとお伝えしたように、受賞者本人も驚く間もないくらい、鮮やかな4冠で幕を閉じた14綴・物語講座。   さて、物語講座アワードの名物といえば、各プログラムや […]

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。