発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーひとりひとりが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” を発表です!
今月はイシス編集学校 48[守]を卒門したばかりの山内貴暉さん(はいから官界教室)が、推しキジPick!に挑戦してくださいました。
ではでは、遊刊エディストをさらに楽しむ「エディスト・セレクション」2022年4月号、お楽しみください。
◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、松原朋子 師範代 & 山内貴暉(はいから官界教室 学衆)
⦿【Archive】48[守]クロニクル――19教室の得番録REMIX
これまで公開されたエディスト記事をベースに、時事ニュースと48[守]の歩みをREMIXしたクロニクルです。48[守]は「指導陣はエディスト記事を書くのがスタンダード」とルル三条が更新された期でもありました。そのイニシアチブを誰よりも取ってきた角山祥道師範と指導陣による集大成ともいえる渾身作です。もし今度「イシス編集学校の[守]ってどんなところ?」と誰かに尋ねられたら、私は冒頭の次の一節とともに、私は胸を張ってこの記事を紹介したい。
38の型を通して『世界』を知る。思いがけない『わたし』に出会う。この濃密な17週間(速修は12週間)こそ、イシスの[守]だ
── 上杉 公志
マツコ’s plus One!🐶
角山師範が初々しかったころ。芽生える恋心を感じていたころ。
2 祝[守]卒門、山内’s 推しキジ!
─ フレッシュな学衆目線でPick!
⦿【AIDA S-02】わたしが「公私混同」について語るなら? 松岡正剛ファイナルメッセージ
とてもあたたかな気持ちで本楼がいっぱいになった日でした。天国に旅立った池澤祐子師範を偲び、有志が集って開かれた「惜門會」。マダムの蔵書と衣装、そしてマダムの愛した歌と花に包まれた本楼は、隅々までマダムの面影が宿っていて今にもどこからか「ボンジュ~ル♪」と聞こえてきそう。そこにいる誰もが心のうちにいるマダムとのおしゃべりを楽しんでいるようでした。かけがえのないひとときを冊匠 大音美弥子が有志を代表して、木藤良沢の写真とともにエディストに刻んでくださいました。いつでも帰ってこられるトポスがエディストにあると感じた記事でした。──後藤 由加里
あの祭典から、はやひと月。2日間、280名が世界各地から集い、30を超えるエディスト記事が生まれた感門之盟のなかで、ひときわ「不在の在」をしめした方がいました。それが、イシスのマダム・池澤祐子師範です。その面影は、2日目の司会を担当した若林牧子さんにも重なりました。若林さんは、マダムのブラウスを纏い、マダムに肖るネイルアートを施して、チャーミングかつエモーショナルに司会を務めあげました。
これから8時間にわたる司会業がはじまろうというそのときに、秘めた思いを即座に描いたのが、Zoom越しに参加したジャイアン師範こと角山祥道さんでした。この記事を読んで若林さんは翌日、「涙がでるほどうれしかった」といいます。「今回、私にとって『もどく、あやかる』対象だったのは池澤師範でした。それを初日から察知くださって、敏腕ライターの奥義を見ました」と、ジャイアンの察知力に心酔。若林さんが感門司会という大役を担うとき、どんな方法でのぞんだのか。その編集的方法へ注意のカーソルを向け、言葉にならない思いを描きだしたのは、イシスに竜巻を起こし続けるウズウズジャイアンならではのプロの腕前でした。 ──梅澤 奈央
⦿マンガのスコア LEGEND46かわぐちかいじ 伝えたいことがあるんだ
「マンガのスコア」は「杉浦日向子」号(4/1)をもってLEGEND47まできました! 残すところ、48、49、50の三本。たしか鳩山郁子、松本大洋、浦沢直樹の三人だったしょうか…。皆さん、現役バリバリのツワモノですね。
それにしても、DUSTが熱い! シーザーも大復活を果たし、マンガのスコア、オツ千の三者のDUSTスターが拮抗しています。そう考えるとマンガのスコアの卒業は寂しいですね。求ム、新たなDUSTスター! それともホリエさん、新連載スタート…?── 金 宗代
このティッカーを自分でも使ってみたい方、大募集しまーす。 たとえば、よく野球の試合中に、野球場のボードに “Marry me!” とメッセージするシーンをみたことがありませんか? そんなかんじで、ティッカーを使うこともできますね。たとえば、汁講に来られないメンバーに、汁講中にメッセージを流したり。たとえば、あなたのあこがれの師範に時間指定で特別なメッセージを投稿したり。たとえば、教室全体で編集クイズ大会を実施したり? コップの言い換え、ならむ、ティッカーの言い換え。たくさんのティッカーの使い方を連想できるんじゃないかな?というわけで、使い方のアイディアも、お待ちしています。 こんな感じで、あなたもエディストにからんでみませんか~?!
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2022年3月の記事から、エディスト編集部の”推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 梅雨があけた地域も出てきました、いよいよ日本列島に夏到来ですね!イシス編集学校でも熱い夏が始まります。7月のス […]
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。