中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
2023年ラストの推しキジ、発表!
毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーひとりひとりが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” をお届けします。みなさんのお気に入り記事はありましたか?
推しキジを読んでくださっている皆様の中で、推しキジをPickする側として参加してみたい方がいらっしゃれば、ぜひ編集部にご一報ください。2023年、Edist推しキジの歴史に、ご自身のコメントを刻んでみませんか。
◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、松原朋子 師範代
⦿【12/20開催】クリスマスは本楼で!2年ぶりに本楼エディットツアー開催【生演奏あり】
上杉、一肌脱ぎます。12/20のエディットツアーで生演奏します。楽器も持ち込みます。お越しの方は、もれなく音楽で編集を体験できます。
それ以上の魅力は、野菜ソムリエの若林牧子[守]番匠が食を編集し、素敵なお食事を堪能できることです(こちらが主な目的の方も大歓迎です^^)。
さらに阿久津健花伝師範によるクリスマス感・高級感あるアイキャッチと、梅澤奈央師範の読者目線のあたたかなテキストで、まるでディナーショーの招待状のようなエディスト記事ができあがりました。
先日の50[守]の伝習座で、松岡校長の言葉に「見立てはお遊びではなくもっと強烈なもの。王手飛車どりのようにギリギリ勝負」とありました。今回のツアーも、お遊びではない、これでもかというほどのディナーショー仕立てで設えてまいります!── 上杉 公志
しかし、お料理もすばらしく手が込んだもので、編集学校では見られないオシャレさだったと林頭談。マエストロ上杉さんと若林師範の組み合わせで、来春あたりのリバイバルを待ちたいゾ!
マツコ’s plus One!🐶
吉村林頭の記者力を存分に感じる編集ディナーショーのレポートはこちら。臨場感あるぅ〜
⦿X’masエディットディナーショー初開催!オネスティ上杉が奏でる編集WS
⦿【エアサックス加藤の三度目の突破05】歴史的快挙そして新たなる野望
を推します。
「いじる」って難しいテクニックだと思うんですよね。
編集学校のメディアで紹介することって、どうしても「こううまく編集できました」という成功例が多くなってしまうと思うのですが、締まらない過程も併走しながら、ある程度つまびらかに紹介していくというのは、結構貴重なんじゃないでしょうか。もちろん、ご本人のトライもアドバイスもそれぞれに編集工学的な腑分けがあるから、発見的に読むことができるようになっている。
優等生がみるみる成長する記録ではないですが、よろよろ進んでいくエアサックス加藤さんは、自然と応援したくなってきます。まねするのが難しい筆の芸なんですが、なんとか盗めるところはないかなと追いかけております。
それにしても編集天狗とは誰なんだ……。皆目見当もつきませんな。 ──川野 貴志
マツコはあの、松岡正剛校長オシなメンズYADOKARIメンバーズによる鼎談記事をまとめたところから、ずーっと気になっていますです。
そして、編集天狗が誰なのかってことも。しかも編集天狗が2人いるらしいって、皆さんご存じでしたか?!
ちなみに、そもそもEdistでは最近、DUSTカテゴリーに該当する記事が少ないんですよねぇ。エアサックスとオツ千ぐらいですね。もっとDUSTYなネタはたくさん現場にあるはずだけど、やっぱりDUSTは難しい、というEdistライターさんたちからの声も聞こえてきます。
しかし、マツコ的には、たとえば、、、竹岩直子さんのDUSTとか、丸洋子さんのDUSTとか、深谷もと佳さんのDUSTも見てみたい。林朝恵さんはきっとDUSTも上手そうだ…。なんて、勝手な独り言をつぶやいてみました。
マツコ’s plus One!
「YADOKARI」を知らなきゃ、あなたはEdistモグリ?!
⦿推し活の始まりはいつ? ──松岡正剛オシな若きメンズの生態(1)
編集天狗は2人いる?!
「ナツセン」に続く「アキセン」は今を走る49[破]師範代とエディストカメラ部のコラボ。
[破]師範代の選本と言葉に寄り添うようにカメラ部メンバーが撮影を試みました。本のらしさを掴み、イメージを膨らませて写真というメディアに落とし込む。「本を撮る」というメディエーションは、連想力と要約力が求められるお題なのでみなさんもお手元にある本で年末年始にぜひ遊んでみてくださいね。<本の写真を贈りあう文化>をカメラ部から発信していきたいです。──後藤 由加里
マツコ’s plus One! カメラ部、petitクロニクル〜
🐶2022/7/16 エディストカメラ部誕生!メンバーはたった3人
🐶2022/7/25 イシス編集学校 公式インスタグラムはじめました
🐶2022/8/10 インスタ連載「夏に読みたい千夜千冊」スタートしました!
🐶2022/8/21 一挙公開!エディストライターが選ぶ「夏に読みたい千夜千冊」
🐶2022/11/19 49[破]師範代が選ぶ「秋に読みたい千夜千冊」
イシス編集学校のインスタ・アカウントはこちら! [ISIS_Edit_School]
おしゃべり病理医・小倉加奈子が止まらない。
「おしゃべり病理医」シリーズ(CCCメディアハウス)の二冊目が刊行されたかと思えば、経産省「未来の教室」プロジェクトに参画し、編集工学研究所とコラボして動画教材をつくる。教材の中では、病院に自転車で乗り込んだかと思えば、DJブースで「レッツMEdit Q〜!」とノリノリで叫ぶ。
続けて、第二弾も制作し、小児科医のレジェンドや元ラグビー日本代表との対話をそつなくこなす。そして次には何が来るのかと思えば、母校であり勤務先の順天堂大学内に「MEdit Lab 順天堂大学STEAM教育研究会」を発足、ホーページを立ち上げた。
千夜千冊のように連日連夜というわけではないが、サイト内で連載を4本も掛け持ちし、コラムを書きまくっている。LINEスタンプもつくって、細胞の絵を描きまくっている。
エディスト記事にも書いている通り、小倉加奈子は「[離]をつくりたい」と願い、MEditLabを立ち上げた。小倉加奈子にとって、MEditLabは小さな[離]であり、自身に課したコラム連載は小さな千夜千冊なのである。
ともかく、小倉加奈子は止まらない。やめられない、止まらない。だからMEditLabは、かっぱえびせんでもあるわけだ。このことこそ、小倉加奈子から学びたい。誰もが一つでいいから自分だけのかっぱえびせんをつくるべきではないだろうか。
ちなみに、来年1月にスタートする多読ジムSeason13はMEdit Labとコラボします。どうぞお楽しみに!──金 宗代
マツコ’s plus One! 見つけた!ニュースなMeditLab★
🐶教育新聞 医学を中高生のSTEAM教育に 順天堂大が研究会を立ち上げ
🐶学校法人順天堂のプレスリリース 課題を見つけ、解決する力を育む医学部初のSTEAM教育への試み「MEdit Lab 順天堂大学STEAM教育研究会」が発足、専用サイトオープンへ
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2022年11月の記事から、エディスト編集部の”推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
【田中優子の学長通信】No.12 『不確かな時代の「編集稽古」入門』予告
この表題は、もうじき刊行される本の題名です。この本には、25名もの「もと学衆さん」や師範代経験者たちが登場します。それだけの人たちに協力していただいてできた本です。もちろん、イシス編集学校のスタッフたちにも読んでもらい […]
田中優子の酒上夕書斎|第五夕『苦界浄土』石牟礼道子(2025年10月28日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 さて、11月は待望の「本の祭典」月間がやってきます。11月2日は福岡で、11月23日、24日は東京・豪徳寺で、 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
【プレスリリース】本好き必見:松岡正剛の郷読&多読 2大ブックフェス開催!11月、東京と福岡で「本の祭典」——九州は田中優子トーク、東京は6万冊の本棚空間で古本市&ライブトークをイシス編集学校が初開催
本を読むだけでは終わらない、本の新たな可能性をひらく読書の祭典へ——。 イシス編集学校は、11月に福岡と東京で本好き必見の二大イベントを開催します。校長であり編集工学者の松岡正剛の読書術を活かした「郷読」「多読」の祭典で […]
コメント
1~3件/3件
2025-10-29
中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
2025-10-28
松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。
2025-10-20
先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。