【読めば、MIYAKO 015】『理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ』吉川浩満 2021年5月31日

2021/05/31(月)08:05
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多読ジムの冊匠・大音美弥子が毎日届けるブックガイド。

ジムに投稿された発言を取り上げて、その言の葉に寄り添った「読めば、MIYAKO」な一冊をご案内します。

 

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⊕今日の多読ジム Season06・春⊕

 

アーキタイプを掴むことが負から見ることの装置だった。この見方を得たことで、次の「消費社会の神話と構造」の読みが深められた。社会の余剰=新たな富=アーキタイプを掴む・価値観をつくる、という図式を描けた。

アマンさん(スタジオNOTES)

 


吉川浩満『理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ』(ちくま文庫)


進化論だって裏返る。99.9%の生物種は絶滅し、適者のはずの0.1%もやがて絶滅する運命なのだ。一見諦念で始まる書は後半、グールドvsドーキンス問題への決着には全西洋の知を動員すべきだったとする告発の書に変貌。アートとサイエンスの識別不能ゾーンからの射撃。文庫版はそれでも味が薄めとか。

 

 

 

 

Info


◉多読ジム season06・春◉

 

∈TERM

 2021年4月12日(月)~6月27日(日)

 

∈MENU

<1>ブッククエスト(4weeks) :須賀敦子さんの本棚から

選び抜かれた約30~40冊の本の森(書籍リスト)から、本の系統樹をつくり、自分だけの本棚を編集します。

 

<2>エディション読み(3weeks):『感ビジネス』

松岡正剛の「千夜千冊エディション」からシーズンごとに1冊を選び、マーキング読書を共読し徹底体得します。

 

<3>三冊筋プレス(4weeks)  :旅する3冊  [NOW!]

読み手を意識したアウトプットで“読筋”に負荷をかけながら、選んだ3冊を創文に仕上げます。

 

∈URL

 https://es.isis.ne.jp/gym

 

  • 大音美弥子

    編集的先達:パティ・スミス 「千夜千冊エディション」の校正から書店での棚づくり、読書会やワークショップまで、本シリーズの川上から川下までを一挙にになう千夜千冊エディション研究家。かつては伝説の書店「松丸本舗」の名物ブックショップエディター。読書の匠として松岡正剛から「冊匠」と呼ばれ、イシス編集学校の読書講座「多読ジム」を牽引する。遊刊エディストでは、ほぼ日刊のブックガイド「読めば、MIYAKO」、お悩み事に本で答える「千悩千冊」など連載中。