中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
「蒼い風かおる街広島、赤い自転車で飛ぶ」。エディットツアーの参加者が広島の魅力を綴ったコピーだ。瀬戸内海の青とカープの赤が対照的に映えて、たったの18字に広島らしさがギュギュッと凝縮されている。
8月10日、広島初となるエディットツアーが開催された。運営には現地在住の浦澤師範、小桝師範代に加え、東京から桂師範がナビゲーターとして参加した。編集術の「地と図」や「編集思考素」を用いて広島の地を題材にコピーライティング。
参加者はイシス編集学校の未経験者がほとんどだったが、編集術の手綱を握る感触を徐々につかんでゆく。ツアーは活況のうちに幕を閉じ、瀬戸内にもイシスの新芽が吹き出した。
桂大介
編集的先達:ジル・ドゥルーズ。お酒は中2から、仕事は高1から。今では複数社を経営する編集的起業家。リラックスは、甘だるい香りに包まれるシーシャの耽美な一時。ファッションとお酒をこよなく愛する。
P-1グランプリへの道 vol.2 ぶらんこの宇宙感覚【88感門】
「ポケットに入っているこの玩具は、6歳の私がコンビニで万引きしたものです」 北川周哉がポケットを入り口にして世界を語ってみせたのは、今から3期を遡る51[破]のときだった。当時学衆だった北川はその後も編集道 […]
コメント
1~3件/3件
2025-10-29
中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
2025-10-28
松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。
2025-10-20
先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。