「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

「最初はグー、じゃんけんポン!」。2019年8月18日(日)、「世田谷ものづくり学校」でイシス編集学校の子ども向けワークショップが開催された。
幼児向けのワークでは、モノからカタチを取り出したり、風景から音を取り出す。小学校低学年はオノマトペを使ったかるた遊びや物語づくり、高学年は読書感想文の編集術。年齢に合わせて構成されたさまざまなプログラムに、たくさんの子どもたちが参加した。
なかでも子どもたちが一番夢中になったのが、かるた遊びだ。それぞれが描いた好きなモノの絵が取り札で、そのモノのオノマトペが読み札になる。「ドーン」「キラキラ」など、読み札のオノマトペが何を表しているのかを推理して絵札を取る「音かるた」。
始まるやいなや、札の取り合いになる。同時に札を取った場合はジャンケンで決めるルールを導入した。教室の中には何度もジャンケンの声が響き渡り、親たちも苦笑いするほどの白熱ぶりだった。「家でも遊びたい」という感想があちこちから聞こえてきた。
豊田香絵
編集的先達:つかこうへい。編集術のヘタウマイラストで知られるふでぺん先生。シニカルな視点とパロディアのセンスには定評がある。1.5倍速でアニメを見まくり、マンガ喫茶に日参する生粋のオタク。
元旦から日本人が行列を作るものと言えば、そう、「福袋」だ。イシス編集学校にも似ているものがあることをご存知だろうか。その名は「本袋」である。 松岡正剛校長の蔵書の中から選び抜き、感門之盟で販売される数冊 […]
2019年8月18日(日)、旧池尻中学校舎で行われる子どもの体験教室「世田谷ものづくり学校」で、イシス編集学校のワークショップが開催された。 幼児向けのワークでは、モノからカタチを取り出したり、風景から […]
コメント
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2025-09-16
「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。