得原藍ナビ(39[破])は、子育てまっ最中の母であり、身体や運動の仕組みの専門家だ。軽快な司会進行にのって、子どもたちはキーワードを決め、ホットワードを取り出し、それらをつないでコピーを書く。途中にイシスならではの連想と要約の稽古も入る。
迷っていた子も時間内に書き上げた。全員がコピーを披露し、評価をもらう。「みんながビリになりたがる」「原点回帰と冒険は表裏」と、本の魅力を濃縮した傑作コピーが生まれた。
「なんでビリがいいのか気になるね」「帰ることと行くことが同じなんて大胆な見方」といった評価に子どもはニコニコ。親たちもホッとした表情を見せる。型を使った読み書き編集は、考えをグンと広げてギュッとまとめる。宿題の作文にもきっと役立つ。
原田淳子
編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。
ミニ千夜千冊で競う!50[破]アリスとテレス賞エントリー終了
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【ISIS BOOK REVIEW】直木賞『地図と拳』書評 〜“カタロガー”の場合
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物語編集術は、[破]の華である。校長の仕事術をアレンジした[破]のお題は、どれも日々の仕事術になる実用的なもの。かつ、濃厚に編集術を重ねていけば、ドリーミーな作品を創りだせるものでもある。ドリーミーにもっとも近づきやす […]