棚下照生。この忘れられたマンガ家が、最近、X(ツイッター)で話題になっていた(なぜかは知らないが)。大人漫画のタッチで劇画を描くという、今となっては完全に絶滅した手法が、逆に新鮮に映るのかもしれない。代表作『めくらのお市物語』は、連載当時、大変な人気で、映画やテレビドラマにもなったのだが、現在では、タイトルに問題アリで、復刊の目途もない。もしも古本屋で見かけることがあったら絶対買いです。
4月10日午後3時、イシス編集学校のエディット・カフェに新しいラウンジ「イシス子どもフィールド」が誕生した。
フィールドは、イシス子ども編集学校のいわば「庭」。イメージは、広々とした風吹き抜ける芝生の広場である。
いろいろな編集遊び道具で、大人も子どもがまざって遊ぶことができる。「このお題をやってみたらこんな言葉が飛び出してきた」とメンバーどうしが「知ったら知らせる」ことができる。
広場の傍らに大きな木がある。木陰にはベンチがあって、「子ども」と「育ち」と「編集」について交し合うことができる。
少し離れたところには、それぞれの場所での子ども編集学校的活動の実験が発信できる小屋が立っている。
ここでの遊びが、子ども編集学校の「土台」であり、子ども達の編集力が育つ「苗代」になっていく。
運営の子ども支局に名乗りをあげたのは、発起人の松井路代、吉野陽子のほか、上原悦子、浦澤美穂、得原藍、神尾美由紀、景山卓也、長島順子とこれまでワークショップ等の企画やナビゲーターを経験してきた編集かあさん、編集とうさんたちで、「大きな木」として学林局の佐々木千佳局長が見守る。

子ども支局メンバー。左上から時計回りに、神尾美由紀、長島順子、景山卓也、
上原悦子、得原藍、浦澤美穂、吉野陽子、松井路代
フィールド運営において、イシス編集学校初が5つある。
1.まわりと一緒に、親子や家族で、お題ができること
2.お題を届ける人が一人じゃないこと
3.お題を出す人と回答をキャッチする人がちがうこと
4.回答が言葉以外のこともあること
5.お題のアレンジ歓迎であること
オープンの呼びかけに、60人を超える卒門、突破生、放伝生、師範、師範代が集まった。点呼では「何がおこるかわからないから」というひとことがいくつも届いた。「未知」に出会うことが恐れられ、あらゆる活動が縮みがちな2021年だが、イシスは違う。
既に図書館、学童保育の場でのワークショップや中学校や高校での特別授業として動き出しているイシス子ども編集学校だが、フィールドでミームが伝染していくことで、それぞれの家庭や地域が「子ども編集学校化」していく可能性を大いに感じる初日だった。
松井 路代
編集的先達:中島敦。2007年生の長男と独自のホームエデュケーション。オペラ好きの夫、小学生の娘と奈良在住の主婦。離では典離、物語講座では冠綴賞というイシスの二冠王。野望は子ども編集学校と小説家デビュー。
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コメント
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2026-02-19
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