午年には馬の写真集を。根室半島の沖合に浮かぶ上陸禁止の無人島には馬だけが生息している。島での役割を終え、段階的に頭数を減らし、やがて絶えることが決定づけられている島の馬を15年にわたり撮り続けてきた美しく静かな一冊。
岡田敦『ユルリ島の馬』(青幻舎)
どなたでも気軽に「編集」を体験いただけるよう、さまざまなテーマで編集ワークショップを行っているイシス編集学校の「エディットツアー」。なかでも《スペシャルエディットツアー》はスペシャルと銘打つだけあって、ナビゲーターも仕立ても格別です。
2024年3月9日(土)14時~、イシスが誇るベテラン師範代・金井良子さんをナビゲーターに迎え、スペシャルエディットツアーを開催します。イシスの外ではネットメディア編集長やブライダルマーケットの調査・企画、テレビ番組のアドバイザーやセミナー講師など幅広く活躍されてきた金井さんならではの視点で、「毎日をもっと豊かにする」ための選りすぐりの編集術をお届けする3時間。ぜひご参加ください。
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今回のツアーはリアル開催、場所は世田谷豪徳寺にある編集工学研究所1階「本楼(ほんろう)」です。イシス編集学校校長・松岡正剛がこだわりにこだわって創り上げた本楼には、壁という壁、柱の四面までもが本で埋め尽くされた圧巻の本棚空間が広がります。「本楼に行ってみたい」というお声はとても多いのですが、ふだんは残念ながら非公開。この機会に、2万冊が呼吸する本の森をゆっくりとご堪能ください。
ナビゲーターを務める金井良子さんは、編集工学研究所が総力をあげてプロデュースするHyper-Editing Platform[AIDA]で師範代(編集コーチ)を務めています。各界で活躍する異才・達人・名匠が集い、激変の時代を再編集してあらたな世界像を構想すべく高速・高密度・高濃度にテーマに切り込む[AIDA]は「知のコロシアム」とも呼ばれるほど。これまでイシス編集学校では800名ちかい師範代が誕生してきましたが、AIDA師範代に抜擢された方は数えるほどしかいません。とても明るく親しみやすいお人柄ながら、切れ味するどい金井さんの編集力は折り紙つきです。
またビジネスの現場では旅行情報や結婚情報などのネットメディア編集長を経て、ブライダルマーケット活性化を目的とした様々な調査・企画を担当。さらに企業向けの講演活動、テレビ番組のアドバイザーやセミナー講師を歴任するなど豊富な経験・実績をお持ちです。
通常のエディットツアーは2時間ですが、スペシャルエディットツアーは3時間に拡大してたっぷりと「編集」を味わっていただけます。さらに美食とお酒を愛する金井さんならではの企画として、途中にワインがふるまわれ、ワインを使ったワークショップも行われるとのこと。色とりどりの本に加えてワインも愉しみつつ、ほろ酔い気分のサロンのような雰囲気で会話をしながらツアーを進めていきます。
最後に、気になるワークショップの中身について少しだけ。今回のツアーでは「毎日をもっと豊かにするためのヒント」として、次の4つのテーマに関連するとっておきの編集術を体験いただきます。
①「ものの見方を自由にする」
②「未知に触れる」
③「数寄を広げる」
④「不足をつくる」
ツアーを終えた頃にはみなさんが感じとる世界のフチが変わり、見える景色がさまざまに動いていくことでしょう。そしてこれから手にする、目にする、感じるものすべてが、みなさんの内に秘めた編集力との出会いを待っています。
アイキャッチ画像:山内貴暉
スペシャルエディットツアー「本と、ワインと、編集と。」
~毎日をもっと豊かにする編集術~
■日時:2024年3月9日(土)14:00-17:00
■参加費:2,000円(税抜)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■定員:限定16名様(先着順)
■対象:どなたでもご参加いただけます
※未成年の方やお酒(ワイン)が苦手な方はソフトドリンクを提供いたします
■ナビゲーター:マーケットリサーチャー/イベントプロデューサー 金井良子
■内容:「本楼」の見学をしながら、「毎日をもっと豊かにするヒント」になる編集術をワークショップ形式でじっくりたっぷりと体感していただきます
■お申し込みはこちらから▼
https://shop.eel.co.jp/products/detail/672
福井千裕
編集的先達:石牟礼道子。遠投クラス一で女子にも告白されたボーイッシュな少女は、ハーレーに跨り野鍛冶に熱中する一途で涙もろくアツい師範代に成長した。日夜、泥にまみれながら未就学児の発達支援とオーガニックカフェ調理のダブルワークと子育てに奔走中。モットーは、仕事ではなくて志事をする。
本楼に中3男子が現れた。テーブルにつくとかぶっていた黒いキャップを脇へ置き、きりっとした表情を見せる。隣に母親が座った。母は数年前にイシス編集学校の存在を知り、興味を持ちながらもイベント参加にはなかなか勇気が出なかった。 […]
先月、目の前に1冊の本が落ちてきた。部屋に積まれた本の小山から飛び出したのは、松岡正剛校長の著書『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)だ。それからというもの、SNSでイシス編集学校の宣伝を見かけることが急に増え、勢 […]
11/23(日)14~15時:ファン待望の「ほんのれんラジオ」公開生トークイベント開催!【別典祭】
本の市場、本の劇場、本の祭典、開幕! 豪徳寺・ISIS館本楼にて11月23日、24日、本の風が起こる<別典祭>(べってんさい)。 松岡正剛、曰く「本は歴史であって盗賊だ。本は友人で、宿敵で、恋人である。本は逆上にも共感に […]
母が亡くなった。子どもの頃から折り合いが悪かった母だ。あるとき知人に「お母さんって世界で一番大好きな人だよね」と言われ言葉を失ったことがある。そんなふうに思ったことは一度もない。顔を合わせばぶつかり、必要以上に口もきかず […]
申込受付中!10/26開講「山片蟠桃『夢の代』を読む」◎イシス唯一のリアル読書講座「輪読座」
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コメント
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2026-01-12
午年には馬の写真集を。根室半島の沖合に浮かぶ上陸禁止の無人島には馬だけが生息している。島での役割を終え、段階的に頭数を減らし、やがて絶えることが決定づけられている島の馬を15年にわたり撮り続けてきた美しく静かな一冊。
岡田敦『ユルリ島の馬』(青幻舎)
2026-01-12
比べてみれば堂々たる勇姿。愛媛県八幡浜産「富士柿」は、サイズも日本一だ。手のひらにたっぷり乗る重量級の富士柿は、さっぱりした甘味にとろっとした食感。白身魚と合わせてカルパッチョにすると格別に美味。見方を変えれば世界は無限だ。
2026-01-08
イスラエルで起こっていることから目をそらすな、ガザの惨劇に目を向けよ、…と言いたいのは山々なのだが、そう、ことは簡単にはいかない。SNS時代の自意識というのか、冷笑系のセルフつっこみとの戦いが待っている。令和の社会派は、なかなか大変なのだ。
夕暮宇宙船『未題』は、pixivサイトでも無料で読めるが、書籍版(『小さき者たちへ』)もアリ。売り上げはパレスチナ支援に充てるとのこと。