昆虫観察には、空間の切り取りに加えて、時間軸を切り裂くハサミをタテヨコ自在に走らせるのもおすすめ。この天使のようなミルク色の生き物は、数十分間の期間限定。古い表皮を脱ぎ捨てたばかりのクロゴキブリです。
ひらひらとおぼつかないからコミュニケーションは生まれる。
SNS、リモート時代に入り、コミュニケーションを取り巻く環境は大きく変わってきました。これまでつながることができなかった人たちと簡単につながることができたり、表現の場が広がったり、働き方が自在になったり、可能性はどんどん拡張したかに見えます。
にも関わらず、人間関係の希薄さ、窮屈さに疲弊する人、孤立する人、病む人が多くいるのはなぜだろう。いろいろ仮説することはできますが、ひとつには矛盾やズレを修正しようとし過ぎるあまり、一つの正解に向かってしまう。複雑なものを複雑なままに受け入れることができず、対立が生じやすくなっているのではないでしょうか。
編集学校には、「編集は対話から生まれる」という松岡正剛校長の言葉があります。対話を通して学びを深めていく相互編集の場が用意されています。その場の亭主となる師範代(編集コーチ)は、次々とお題を出題し、それに学び手である学衆が回答で応じていきます。そこに一つの正解はなく、師範代は多様な回答に指南で光を当てることで、学衆の可能性を開いていきます。
この場と対話の起点となる「師範代のコミュニケーション」に潜む方法の一部を特別に体験できるのが、3/3(日)雛祭りの日に開催されるエディットツアーです。花伝所はその名を世阿弥の『風姿花伝』に肖っており、継承されてきた型(モデル)を使った学びを重視します。コミュニケーションという行為も「エディティング・モデルの交換」と捉えます。
ツアー当日は、経験豊富な師範たちによる型の講義やリアル編集ワークを体験できます。「型がわかるとコミュニケーションがかわる」の実践です。
花伝所の本講座は[守][破]を修了した人向けですが、エディットツアーはどなたでも参加ができます。はじめて編集学校を知ったという方、コミュニケーションや師範代ロールに関心がある方、もっと編集工学を深めたいという方、まずはエディットツアーで「花伝所の型の学び」を体感してください。
「ISISの宝刀、師範代の編集術」オンライン開催
■日時:2024年3月3日(日)14:00-16:00
■費用:1,100円(税込)
■会場:オンライン(お申し込みの方にZoomアドレスをご案内します)
■人数:限定20名様(先着順)
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター: 中村麻人、吉井優子、古谷奈々、嶋本昌子、林朝恵(イシス編集学校師範)
■内容:編集学校の花伝所で学べる方法をわかりやすくご説明します。独自の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただけます。
■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/665
林朝恵
編集的先達:ウディ・アレン。「あいだ」と「らしさ」の相互編集の達人、くすぐりポイントを見つけるとニヤリと笑う。NYへ映画留学後、千人の外国人講師の人事に。花伝所の花目付、倶楽部撮家で撮影・編集とマルチロールで進行中。
2026年の肖り本を写真する PHOTO Collection【倶楽部撮家】
倶楽部撮家のメンバーは、2026年最初のワークとして本を撮影する「本家撮り honka-dori」に取り組んだ。毎期、本を撮影することをルーティンにしているが、今期は新年に肖りたい本を一冊選んで「書き初め」ならぬ「撮り […]
あっという間に44[花]の錬成期間がやってきた。8週間のプログラムの折り返し、編集基礎体力ができたところで、入伝生に更なる負荷がかけられる。入伝生の多くはこの期間に蛹から蝶へと大きな変化を遂げるのだが、編集学校を見渡して […]
カメラがあるから見える景色がある。2025年11月3日、文化の日、なかなか終わらない夏の暑さから解放され、やっと来た秋らしいカラリとした空気の中、倶楽部撮家のメンバーが渋谷に集合した。街中で撮影のワークショップをするの […]
もう会えない彼方の人に贈る一枚 PHOTO Collection【倶楽部撮家】
ある日を境に会えなくなってしまった人。1度も会うことが叶わなかった人。 会いたくても会えない彼方の人がきっと誰しもいるだろう。松岡正剛校長は著書の中で度々、蕪村の句「凧(いかのぼり)きのふの空のありどころ」を取り上げてい […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
コメント
1~3件/3件
2026-02-24
昆虫観察には、空間の切り取りに加えて、時間軸を切り裂くハサミをタテヨコ自在に走らせるのもおすすめ。この天使のようなミルク色の生き物は、数十分間の期間限定。古い表皮を脱ぎ捨てたばかりのクロゴキブリです。
2026-02-19
棚下照生。この忘れられたマンガ家が、最近、X(ツイッター)で話題になっていた(なぜかは知らないが)。大人漫画のタッチで劇画を描くという、今となっては完全に絶滅した手法が、逆に新鮮に映るのかもしれない。代表作『めくらのお市物語』は、連載当時、大変な人気で、映画やテレビドラマにもなったのだが、現在では、タイトルに問題アリで、復刊の目途もない。もしも古本屋で見かけることがあったら絶対買いです。
2026-02-17
小川の水底での波乱万丈を生き抜き、無事に変態を遂げた後は人家の周りにもヒラヒラと飛んできてくれるハグロトンボ。「神様とんぼ」の異名にふさわしく、まるで合掌するかのように黒い翅をふんわり広げては閉じる。