イシス編集学校の25年の歴史の中で、守から破へと教室名が”出世”するようになったのは2019年秋開講の43[破]からである。ハレの日に食べる縁起物でもある出世魚。感門之盟というハレの日に、注目を集めるコーナーのひとつでもある。守とはまた違う味わいで53[破]を率いていく師範代の出世した教室名はこちら。
◆奥富宏幸 師範代
東雲シナジー教室 → 潮目ディナジー教室
◆新井隆子 師範代
北方ボタニカル教室 → 触発ボタニカル教室
◆青井隼人 師範代
斜格多義る教室 → ラップ多義る教室
◆土田実季 師範代
イメージ・ダーニング教室 → イメージ・チューナー教室
◆織田遼子 師範代
世界はページ教室 → 世界にダブルページ教室
◆内村放 師範代
カミ・カゲ・イノリ教室 → カミ・カゲ・オドリ教室
◆上原悦子 師範代
アガサ・クリンシティ教室 → アガサ・フィーカ教室
◆菅原誠一 師範代
なんでも軽トラ教室 → なんでもデコトラ教室
◆笹本直人 師範代
頭文字A教室 → 声文字X教室
◆大澤実紀 師範代
埒をあけます教室 → 幕をあけます教室
教室名が出世魚していくムービーは、ISIS Co-missionメンバーで現”在”美術家である宇川直宏氏がプロンプトを書き、生成AIを使い作成した。
「軽トラ」から「デコトラ」へと出世魚した「なんでもデコトラ教室」の菅原誠一師範代。素朴路線でいくつもりだったらしいが、島にもないデコトラにアルス・コンビナトリアも乗せて、破の教室を運転していくに違いない。
ビジュアルデザイン:穂積晴明
写真:福井千裕
米田奈穂
編集的先達:穂村弘。滋賀県長浜出身で、伝統芸能を愛する大学図書館司書。教室名の「あやつり近江」は文楽と郷土からとられた。ワークショップの構成力に持ち前の論理構築力を発揮する。
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