83本目の花伝扇 和田錬成師範へ

2019/09/20(金)22:23 img
img POSTedit

 壇上の和田めぐみ錬成師範と松岡正剛校長。校長が1本の扇をゆっくりと開き高くかざした瞬間、スクリーンには大きく「花伝扇」の書が映し出された。

 

 

 初めて花伝指導を担当した師範には、校長から「花伝」の二文字を書した扇が贈られる。ひとつとして同じ書はない。師範それぞれに編集学校の要、方法の奥義を託すかのように感慨と感謝をこめた格別の書に仕上げる。

 

 2019年9月7日の第70回感門之盟では、31[花]の和田錬成師範は83本目の花伝扇を受け取った。

 


男性用は9寸(27cm)女性用は6.5寸(18cm)
左)岡部吾朗 錬成師範 /
右)五味久恵 錬成師範

  • 田中晶子

    徹夜明けのスタッフに味噌汁を、停滞した会議に和菓子を。そこにはいつも微笑むイシス一やさしい花伝所長の姿があった。太極拳に義太夫と編集道と稽古道の精進に余念がない。

  • 絶対矛盾的相互編集キャンプ!

    その問いだけが耳に飛び込んできた。 「逸脱って何ですか?」  編集学校学林局のメンバーの一人が発した言葉で、文脈は不明だが、妙に耳に残った。編集稽古をしていると、同一性から離れていくし、いつもの視点を捨てて連想を飛ばす […]

  • 【追悼】松岡校長 あけ伏せと引き算の存在学

    2001年9月、赤坂の編集工学研究所をはじめて訪ねた。20年以上前のことだが鮮明に覚えている。5期[守]の師範代試験の日だった。木村学匠(現・月匠)が、「松岡さんは、“編集学校は慈愛でいく”と言っているから、緊張せずに […]

  • ザリガニ先生とモーニング・トーク●3.27 エディットツアー[from札幌]

    第78回感門之盟は「REMIX編集草子」。この春は学校中で、わっしょいの掛け声のようにREMIXの文字が乱舞しています。札幌在住の岩野範昭(花伝師範)と神尾美由紀(錬成師範)も、ペアを組んで3回目となる「3/27 エディ […]

  • 「指南って、対話による意味の発見!」エディットツアー@指南モドキは楽しい

    林朝恵花目付の進行で、尾島可奈子錬成師範、中村麻人花伝師範、深谷もと佳花目付が、指南の面白さを探訪する「エディットツアー@花伝篇」を開催。この春デビューする4人の新師範代(古谷奈々さん、宮坂由香さん、古澤正三さん、寺田悠 […]

  • 週刊花目付

    【Archive】花伝式目奥義伝★深谷もと佳の花のカクシン

    『週刊花目付』アーカイブ紹介の前に、執筆者のプロフィールを一言。    ISIS花伝所を牽引する[花目付]。深谷もと佳は止まらない。本人は告白していないが、あるいは自覚していないかもしれないが、その奥で、ISISをもっ […]