私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

壇上の和田めぐみ錬成師範と松岡正剛校長。校長が1本の扇をゆっくりと開き高くかざした瞬間、スクリーンには大きく「花伝扇」の書が映し出された。
初めて花伝指導を担当した師範には、校長から「花伝」の二文字を書した扇が贈られる。ひとつとして同じ書はない。師範それぞれに編集学校の要、方法の奥義を託すかのように感慨と感謝をこめた格別の書に仕上げる。
2019年9月7日の第70回感門之盟では、31[花]の和田錬成師範は83本目の花伝扇を受け取った。
男性用は9寸(27cm)女性用は6.5寸(18cm)
左)岡部吾朗 錬成師範 /右)五味久恵 錬成師範
田中晶子
徹夜明けのスタッフに味噌汁を、停滞した会議に和菓子を。そこにはいつも微笑むイシス一やさしい花伝所長の姿があった。太極拳に義太夫と編集道と稽古道の精進に余念がない。
その問いだけが耳に飛び込んできた。 「逸脱って何ですか?」 編集学校学林局のメンバーの一人が発した言葉で、文脈は不明だが、妙に耳に残った。編集稽古をしていると、同一性から離れていくし、いつもの視点を捨てて連想を飛ばす […]
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2025-07-03
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2025-07-02
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
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