こんにちもおめでとうございます。本の世界から幸せと出会いを運ぶサッショーこと大音です。本日はおみくじ本第二弾。昨今の福袋にならい、当たり外れはありません(多分)。
二番目の祈願手は【スタジオ栞】の<北斗七星>さん。season04では数少ない全番回答者が2020年を託した本は『ワイルドライド ウーバーを作りあげた狂犬カラニックの成功と失敗の物語』アダム・ラシンスキー/東洋館出版社+『スポーツ立国論』安田秀一/東洋経済新報社でした。【スタジオ栞】の丸洋子冊師も、<北斗七星>さんの締切遵守っぷりにはいつも舌を巻いてました。
2021年の抱負は:
これまで「集中」が時代のキーワードだったのが、コロナで「分散」に主役がとって代わろうとしている。仕事も家庭も学校も例外がなく、人と人との物理的距離間は広がるばかりだ。受け身でとらえていては弱い人間ほど孤立化する。ネットや電話は絆を繋ぎとめる上で、手っ取り早い有力な手段だが、新たな関係づくりは得意ではない。来年は、自分の周辺で「偶然の出会いの場」を多く作り、「点を線に」、「線を面に」していきたい。
うーん、マンダム。ガラガラ・ガンガンガン!
こちらもバッチリ大吉本。恵比寿さまからの賜り物のバックでは「コッペリア」の衛兵と女の子たちの踊りが始まってます。
『ファンタジア』ブルーノ・ムナーリ著、萱野有美訳/みすず書房
千夜千冊では『モノからモノが生まれる』が取り上げられているムナーリ先生ですが、こちらもとてもハッピーに学べる本。表紙をめくるなり、「FANTASIA(ファンタジア):これまでに存在しないものすべて。実現不可能でもいい。」と「INVENZIONE(発明):これまでに存在しないものすべて。ただし、きわめて実用的で美的問題は含まない。」「CREATIVITA(創造力):これまでに存在しないものすべて。ただし、本質的且つ世界共通の方法で実現可能なもの。」「IMMAGINAZIONE(想像力):ファンタジア、発明、創造力は考えるもの。想像力は視るもの。」の違いがお題としてふりかかってきます。「点を線」「線を面」に変えるデザイン知を養成してくれる先生と、末長いご縁を!
<北斗七星>さんからエディストの皆さんへの伝言は:
…運勢:大(木を仰いで)吉
(本書からのお言葉)
たった1枚の葉でも、隠れた関係を視覚化するための研究の材料となる。
☆ 彡 ☆ 彡 ☆ 彡 ☆ 彡 ☆ 彡
大音美弥子
編集的先達:パティ・スミス 「千夜千冊エディション」の校正から書店での棚づくり、読書会やワークショップまで、本シリーズの川上から川下までを一挙にになう千夜千冊エディション研究家。かつては伝説の書店「松丸本舗」の名物ブックショップエディター。読書の匠として松岡正剛から「冊匠」と呼ばれ、イシス編集学校の読書講座「多読ジム」を牽引する。遊刊エディストでは、ほぼ日刊のブックガイド「読めば、MIYAKO」、お悩み事に本で答える「千悩千冊」など連載中。
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