エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。

「大いなる挑戦の期にしましょう」。2019年9月28日、学匠・鈴木康代の宣言で44[守]伝習座が始まった。新たに教室を担う師範代18人に師範たちが次々と方法を手渡した。
用法1の解説を担当した新師範・清水優年は、武田砂鉄の『紋切型社会』を引用し、「モンキリ型には編集がない。目指すはヘンシュー型師範代」とエールを送った。
用法2の解説は、白黒ツートンの二点分岐型ジャケットで登壇した桂大介師範。パウル・クレーの「夕べの分離」を編集思考素と結び付け、「三角形と遊ぼう」「思考素こそアナロジカルで発見的に」と従来の用法解説にない清新な視点から語った。
続くワークショップの担当は石井梨香と山根尚子。当初は師範代レポートをテーマに据えていたが、前夜のリハーサルで方針をひっくり返す。清水・桂両師範の用法解説を聞き、卒意で仕立てた問いを師範代に投げかけた。まさにライブな編集稽古だ。
恒例の「フライヤー発表」では池澤祐子と白川雅敏が師範代のプレゼンをその場で即興指南。師範陣は前日の深夜にかけて、さらに本番直前までリハーサルを重ね、再編集を繰り返して本番に臨んだ。44[守]の「挑戦」は、師範の「挑戦」からのスタートだった。
伝習座後の記念撮影。左下が白と黒の桂師範だ
景山和浩
編集的先達:井上ひさし。日刊スポーツ記者。用意と卒意、機をみた絶妙の助言、安定した活動は師範の師範として手本になっている。その柔和な性格から決して怒らない師範とも言われる。
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コメント
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2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。
2025-08-14
戦争を語るのはたしかにムズイ。LEGEND50の作家では、水木しげる、松本零士、かわぐちかいじ、安彦良和などが戦争をガッツリ語った作品を描いていた。
しかしマンガならではのやり方で、意外な角度から戦争を語った作品がある。
いしいひさいち『鏡の国の戦争』
戦争マンガの最極北にして最高峰。しかもそれがギャグマンガなのである。いしいひさいち恐るべし。