巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
「プロジェクトの面白さは、仕事モードの松岡(正剛)校長を見られること」
十三[離]退院式の「離エディスト企画」で、遊境院の田原一矢はそう語った。田原は、離を退院(修了)以降、近畿大学のビブリオシアターや、来年オープンの角川武蔵野ミュージアムの選書の他、クロニクル年表『情報の歴史』の最新版出版など、多くのプロジェクトを担う離エディストの一人である。
「角川武蔵野ミュージアムプロジェクトでは、文脈棚の選本リストをつくっている。大まかな方向性は既にあるものの、選本方針が少しでもあやふやだと途端に見抜かれ、指摘が飛ぶ。感門之盟の時のような褒め言葉はなかなかでてこない」
では、そうして松岡校長からのディレクションにどう応じているのか。
「与えられた文脈にただ本をあてはめるのではなく、『自分の文脈』をつくることが重要。そのためには、[離]の世界読書奥義伝を通じた世界観や歴史観が共通の手すりとなる。このことはあらゆるプロジェクトに対してもあてはまるだろう」
上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
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2025-12-16
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2025-12-09
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