飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。

「劇薬投下の気分で」と局長佐々木千佳が漏らした。初日の司会2名の紹介のときだった。
第78回感門之盟1日目を率いるのは、井ノ上シーザーと平野しのぶである。井ノ上シーザーは、遊刊エディストではDUST王として名を馳せる。42[守]では師範井ノ上と師範代平野がチームを組んだ。平野は仕事柄、年間100回以上は飛行機で移動する空飛ぶ”感ビジネス”レディ。「20分しかない」と空港ラウンジから送った指南が、べらぼうに読ませる。平野の即応力と井ノ上のDUST力がほとばしる1日になるはずだ。
▼平野しのぶのファッション草子
今回のために、目白で仕入れた銘仙の一重。襦袢ではなく白のタートルネックに、ポインテッドトゥの黒革ブーツをあわせ、着物をドレス風に纏うのが平野流。
▼井ノ上シーザーのファッション草子
当日リハでは帽子着用。開始40分前、校長松岡正剛が到着。照明と顔映りの相性を細かく調整した挙げ句、「いつもかぶってるの?」「いいえ」という一瞬の問答で、帽子ナシが決まった。
幻のハット着用ショットをチラ見せしよう。舞台裏スタッフからは「椎名林檎と宮本浩次、いやトータス松本……?」と囁かれている。
撮影:上杉公志、梅澤奈央
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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コメント
1~3件/3件
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。
2025-08-14
戦争を語るのはたしかにムズイ。LEGEND50の作家では、水木しげる、松本零士、かわぐちかいじ、安彦良和などが戦争をガッツリ語った作品を描いていた。
しかしマンガならではのやり方で、意外な角度から戦争を語った作品がある。
いしいひさいち『鏡の国の戦争』
戦争マンガの最極北にして最高峰。しかもそれがギャグマンガなのである。いしいひさいち恐るべし。
2025-08-12
超大型巨人に変態したり、背中に千夜をしょってみたり、菩薩になってアルカイックスマイルを決めてみたり。
たくさんのあなたが一千万の涼風になって吹きわたる。お釈迦さまやプラトンや、世阿弥たちと肩組みながら。