橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)

「いざ、いまこそのインタースコアを!」と、イシス編集学校の校長、松岡正剛からのはなむけのメッセージが、5月13日正午に届き、18教室の15週間の[守]稽古が始まった。松岡は「この学校は知識を学ぶところではなく、どんな時にも勇気と知恵が発揮できる方法を身につける学校」と「方法の学校」の本来を語り、イシスならではの学びの秘訣「問・感・応・答・返」を紹介し、「問うて、感じて、応じて、答えて、返しあってください」と学衆たちの背中を押した。
開講を待ち構えていたかのように、点呼に「感」と「応」が寄せられる。
「このたび、不思議なお稽古に入れて頂きました」
「松岡校長の『日本文化の核心』を読んで感銘を受けまして、
やってきました」
「編集工学という言葉に『今、これではないか』と思いました」
最初のお題【001番:コップは何に使える?】への初回答が届いたのは、風土いきいき教室。出題から僅か36分後のことだ。「最初に紙コップが浮かんで、そこからおもちゃ作りを頭で始めました」と遊ぶように臨んだ学衆に対して、師範代の本城慎之介が「コップで世界がつくれそうですね」と応じて指南を返す。夜が更けるのに伴い、潮が満ちるように次々と回答が寄せられる。教室という同じ船に乗った仲間たちとの相互編集しあう旅路が始まった。
(文/53[守]番匠 阿曽祐子)
イシス編集学校 [守]チーム
編集学校の原風景であり稽古の原郷となる[守]。初めてイシス編集学校と出会う学衆と歩みつづける学匠、番匠、師範、ときどき師範代のチーム。鯉は竜になるか。
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コメント
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2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。