発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!
イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ
ゲスト回後編!音声メディアVoicy「荒木博行のbookcafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティとしてお馴染みの荒木博行さんにお越しいただきました。
荒木さんの読書法から、暮らしの中で大事にしている「振り返り時間」について、そして野中郁次郎さんの経営理論まで!?
最後には「松岡正剛とこれからどう付き合うか?」という問いにも向かいました。
【ゲスト回・後編】voicy「荒木博行のbook cafe」 マスタ
一に、読書のコツや、「感じ」を大事にする習慣・思考・経営の方法を聞きました
▼お品書き
「荒木博行のbook cafe」流、本との付き合い方/読書は著者と読者のコラボレーション/自分の中でどういう波紋が広がるか/本と出会った私を語る/読書を解放する/絵本って大事/考える余白を持ちながら読む/読みながら自己内対話/余白を広く、波紋を広げる/再読も大事/1日のうちに、振り返り時間を確保する/飲み会キャンセル界隈/言語に頼りすぎるモンダイ/「今日のウシは変だ!」/データ化、AI依存で失われるもの/大事なところ握られつつある/感じること、意識の端っこに残っていくもの/野中郁次郎さんのSECIモデル/経営は一人称からはじまる/言葉にもならない直感から全てがはじまる/「感じてること」はポテンシャル/「型」化するチカラ/構造化はある意味傲慢でもある/『構造化思考のレッスン』と「擬』/分かりやすさと闘う/分けることとつなぐということ/標本にして理解した上で、生きてる状態に戻す/自分をキャラ化するという方法/身体ごと自己内対話する/「松岡正剛」とどう付き合うか/煙に巻かれるよね/連想・言い換えが重なることで立体化する/何千人も松岡さんの中に入ってた/一人一人を読むときの誠実さ/本だからできること/自分の中の多様性と読書
▼今月の旬感本
・『アメリカ は自己啓発本でできている-ベストセラーからひもとく-』尾崎俊介(著) 平凡社 2024
・『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか-バーンアウト文化を終わらせるためにできること-』ジョナサン・マレシック(著)吉嶺英美(訳) 青土社 2023
・『不合理だからうまくいく-行動経済学で「人を動かす」-』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳) 早川書房 2014
・『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 筑摩書房 2024
・『「おのずから」と「みずから」-日本思想の基層』 竹内整一(著) 筑摩書房 2023
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
朝日新聞ポッドキャスト神田大介さん登場!新聞記者さん、いまの「正しさ」どう思いますか?炎上でも沈黙でもなく、「喧騒」こそが必要だ!?
ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました! イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。 ほんのれんvol.27̸ […]
不倫で叩かれ山籠りしてクニを作った男!?炎上社会のサバイバル術を考えてみた
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今日の「正しさ」、明日も「正しい」?奥野克巳『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』&東浩紀『訂正する力』
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「記録された事実」と「個人にとっての真実」って違う?SF界の星テッド・チャン『息吹』が描く、記憶に検索エンジンをインストールする未来。どう思う?
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正義とモラルは、なぜ暴走する?「炎上」が起こる仕組みが意外すぎた。
ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました! イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。 ほんのれんvol.27は、 “「 […]
コメント
1~3件/3件
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。