何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました!
ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる?「食=商品」を問いなおす”。消費者として食べるものを買いつづける私たち。「食」ってこれでいいんだっけ?
▼目次
ほんのれんトークライブあるよ/新メンバーさやさや登場/朝ごはんはプロテインの緑茶割り+目玉焼き2つ/食の選書、意外とムズい/小倉ヒラク『発酵文化人類学/服部文祥『サバイバル登山入門』とか/ウメ子激推し『不自然な食卓』130〜40代女性編集者のふだんの食卓大公開/食パン+フルーツ+コーヒー/土井善晴の味噌汁/全盲の方の「たたきこみごはん」/納豆ご飯+紅茶/タサン志麻/スープポット・レコルト最強/鶏肉を焼けないウメ子/ゆで卵10個つくる/関西人のポン酢至上主義/エサVS食事/「ごはん食べてるから暇やで」/「食べる」って何時代から使われてた?/食む→食ふ→たぶ→たぶる→たべる/今月の5冊
▼今月の旬感本
•『食べる経済学』下川哲(著) 大和書房2021
•『フードテックで変わる食の未来」田中宏隆、岡田亜希子(著) PHP研究所 2025
•『「おいしさ」の科学一素材の秘密・味わいを生み出す技術』佐藤成美(著)講談社2018
•『食べる人類史一火の発見からファーストフードの蔓延まで』フェリペ・フェルナンデス=アルメスト(著) 小田切勝子(訳) 早川書房2010
•『食客論』星野太(著)講談社 2023
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
恒久番匠来たる!ほんのれんラジオの公開勉強会を開催します!10/13(月祝)16:30~19:00
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あなたの「好き」は愛?依存?惰性?SNS時代が突きつける「35歳の壁」
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「好き」は本音?それとも 見栄? 「階級」が暴く欲望のメカニズム
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コメント
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
日を追うごとに活気づく昆虫たちの秋季興行は、今この瞬間にも、あらゆる片隅で無数に決行されている。
2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。