声に道弾かれて~2026春 群島ククムイ乗組員募集!

2026/03/10(火)12:00 img
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きらめく春、新たな船出にうってつけの季節です。
ISIS-commisionメンバー、群島ククムイ船長の今福龍太さんとともに、「ことば」の多島海へ漕ぎだしませんか。

 

さあ、出航――


冬の航海は、今福船長による声のメッセージとブラジルのギタリスト、バーデン・パウエルの奏でるバッハではじまりました。

 

今福船長から届いた声のメッセージ(抜粋)

 

ペヌンブラ、半影。

 

今福船長がオクタビオ・パスから教えられたという「ことば」です。

わたしたちはペヌンブラの響きに耳を澄ませ、半影の世界に目を凝らし、さらに想像の翼をはばたかせ、本を探しにでかけました。

 

次いで届いたのは、今福船長の選書によるとびきりのブックリスト。

このブックリストは、季節ごとにテーマが変わります。冬は声や音にちなみ「音・音楽・身体」と名づけられ、20冊あまりの書物が並んでいました。その一端をご紹介しましょう。

 

『小鳥たちのために』ジョン・ケージ/青土社
『音楽の根源にあるもの』小泉文夫/平凡社ライブラリー
『ノイズ 音/貨幣/雑音』ジャック・アタリ/みすず書房
『悪魔祓い』ル・クレジオ/岩波文庫
『島々百景』宮沢和史/ラティーナ

 

千夜千冊で取りあげられた著者、あるいは文中に何度も登場する著者もいますね。群島ククムイでは、ひとりひとりがブックリストから1冊を選び、散文や韻文、写真やイラストなど、おもいおもいの方法で読書体験をカタチにします。

 

ちなみに松岡正剛校長は今福龍太さんのことを、千夜千冊でこのように語っています。

 

では、パスに近付こうとするなら、どうすればいいか。(中略)ぼくが知っているものでは今福龍太のようなクレオールな感覚をもってしか、このパスの言説の有効な活用はない。そんなふうにも思われるのだ。 
―― 957夜『弓と竪琴』オクタビオ・パス/岩波文庫

 

今福は本書では、まさにこのオート・エスノグラフィの手法によってアンドリュー・ワイエスの何枚かの絵画を解読してみせたのだが、ぼくはこのような今福の方法の開発に、とても好感をもった。
―― 1085夜『クレオール主義』今福龍太/岩波書店・水声社

 

その今福の『わたしたちは難破者である』(河出書房新社)は、今年一番に凄い本だった。
―― 1594夜『わたしの土地から大地へ』セバスチャン・サルガド+イザベル・フランク/河出書房新社

 

おりしも4月末から、東京都美術館でアンドリュー・ワイエス展が開催されます。校長をして「今年一番に凄い本だった」と言わしめた『わたしたちは難破者である』は、航海の羅針盤となるはず。

 

左から『クレオール主義』『わたしたちは難破者である』『わたしの土地から大地へ』

 

 4月からはじまる春の航海では、どんな言葉、どんな本が届くことでしょう。さらにこの春は、今福船長と「沖永良部島」を巡礼するスペシャルな旅も企画しています。もちろん、リアルな島旅です。

 

奄美群島の名もなき浜

 

群島ククムイでは、新たな乗組員を募集しています。
好奇心と冒険心をくすぐられたら、さっそくお申し込みを!


多読アレゴリア 2026年春 群島ククムイ

【開講期間】2026年4月6(月)~6月28日(日) ★12週間

【申込締切】2026年3月30日(月)

【定員】20名

【受講資格】どなたでも受講できます

【申込URL】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2026spring


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  • 群島ククムイ

    ククムイは奄美・沖縄のことばでぷっくり膨らんだ小さな
    蕾のこと。船長の今福龍太さんから届くことばに導かれ想
    像力の花を育む群島コミューン。その島影で航海模様を綴
    るのが、遊びごころいっぱいの多彩なククムイストです。