私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

番選ボードレール講評が出そろった。
「どうぞ編集の奥地へといらしてください」。2019年7月25日夜、番匠・林朝恵が学衆に向けてメッセージを発した。「こんな編集やってみたい。そう感じた方もきっといるでしょう。その瞬間から、もう実現へのスタートを切ったも同然です」。
そう言って林が紹介したのは、届いたばかりの講評から選りすぐった同朋衆の言葉たち。伝習座にローリング・ストーンズのTシャツ姿で現れ、ロックな編集を叫ぶ林ならではの、心に火をつける言葉の選択だった。
このメッセージは、もう一人の番匠・景山和浩から「林番匠の締めの挨拶があるといい」という半ば強引なオファーに応え、即座に編集したものだった。
番匠がいつも用意周到に連携しあっているかといえば、そうではない。相手を引き立てながら、自らも演奏を楽しむジャズプレーヤーのように、以心伝心のアドリブ編集を加えることもある。
ロックの熱狂とジャズの即興を兼ね備えた林朝恵の番匠編集は格好いい。
景山和浩
編集的先達:井上ひさし。日刊スポーツ記者。用意と卒意、機をみた絶妙の助言、安定した活動は師範の師範として手本になっている。その柔和な性格から決して怒らない師範とも言われる。
「世界と自分についての見方」を劇的に変えよーー54[守]開講
開講メッセージ『いざ、いまこそのインタースコアを!』が、全20教室に届けられた。2024年10月28日正午。これまで松岡正剛校長の筆だったが、今期から田中優子学長からとなった。松岡校長の思いを受け継ぐタイトルは以前のま […]
普通の自己紹介では始まらない。なにしろ近畿大学×イシス編集学校のタッグ。挨拶代わりにお題が出る。「部屋にあるとっておきの3つをあげてください」。53[守]開講日恒例の交流会は、一風変わった自己紹介から始まった。少しだけ […]
近大生、いざ番ボー!ー52[守]近大景山組ドキュメント(3)
守護神の如くいつだって[守]稽古の現場に張っているのが52[守]で番匠を務める景山和浩だ。秘めたる涙もろさと機を逃さぬ俊敏さを武器に、近大生の編集稽古ドキュメントを連載し、エディストを席巻しようと目論んでいる。第3回 […]
近大生 うなぎのぼりの回答を!-52[守]景山組ドキュメント(2)
守護神の如くいつだって[守]稽古の現場に張っているのが52[守]で番匠を務める景山和浩だ。秘めたる涙もろさと機を逃さぬ俊敏さを武器に、近大生の編集稽古ドキュメントを連載し、エディストを席巻しようと目論んでいる。第2回は […]
近大生、目指すは「アレ」や-52[守]景山組ドキュメント(1)
守護神の如くいつだって守稽古の現場に張っているのが52[守]で番匠を務める景山和浩だ。秘めたる涙もろさと機を逃さぬ俊敏さを武器に、近大生の編集稽古ドキュメントを連載し、エディスト紙上を席巻しようと目論んでいる。第1回は […]
コメント
1~3件/3件
2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。
2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。