百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。

遊刊エディスト読者のみなさま
こんにちは。井ノ上シーザーです。
コロナ禍に始まった2020年も残り2ケ月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
この度、遊刊エディスト初の「人生相談コーナー」を設けることになりました。
回答者は「多読ジム」でおなじみのサッショー(冊匠)こと、大音美弥子師範です。
20周年感門之盟では「読めばミヤコ・サッショー」コーナーで、ズバリと相談事に斬りこまれました。
本を手すりにしつつ、時には質問の前提条件すら揺るがすような人生相談ぶりにはシビレた方も多々おられたのではないでしょうか。
大音(サッショー)美弥子 師範
進行は「番諧獅匠」こと、井ノ上シーザーです。
煩悩に満ち溢れた2020年をケバケバしく彩りたいと思います。
番諧獅匠 井ノ上シーザー 師範
■□
それでは「千悩千冊」を間もなく開演いたします。お楽しみに!
また、読者のみなさまのお悩みも募集いたします。
「性別、年代、ご職業、ペンネーム」を添えて、以下のフォームまでお寄せください。
井ノ上シーザー
編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。
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コメント
1~3件/3件
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。
2025-08-26
コナラの葉に集う乳白色の惑星たち。
昆虫の働きかけによって植物にできる虫こぶの一種で、見えない奥ではタマバチの幼虫がこっそり育っている。
因みに、私は大阪育ちなのに、子供の頃から黄色い地球大好き人間です。
2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)