編集は人をここまで変えるのか。
そう実感させたのがP-1 Grand Prixを圧倒的優勝に導いたあの師範代。
学衆渾身のプランを盛り上げるべく、
あらゆる場でクイズへの回答参加を頼んで回るなどの根回し編集も微笑ましく、
「おまえのものはオレのもの、オレのものもオレのもの、ぼえぇぇぇぇ~!」、
と叫んでいたジャイアンの面影はそこにはない。
すべては愛する学衆たちのため。
師範を大道具扱いすることだって厭わない。
教室全員を輝かせるぜ、だってオレのものはおまえのものだもん、
この子たちって最高なんザマス~!
そんな声が聞こえてきそうな、
チーム一丸力がDANZENなプレゼンテーションと優勝だった。
▲本楼の桟敷から身を乗り出し、黒子に徹する北原ひでお
写真:梅澤奈央
羽根田月香
編集的先達:水村美苗。花伝所を放伝後、師範代ではなくエディストライターを目指し、企画を持ちこんだ生粋のプロライター。野宿と麻雀を愛する無頼派でもある一方、人への好奇心が止まらない根掘りストでもある。愛称は「お月さん」。
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