…伝えたいことを、的確に伝える技術を身に着けた。「言いたいことを盛り込み過ぎて、何を言いたいのか分からなくなる」、「つまり、自分が強すぎた」という懸案事項が、解消したのでは。そして、文体模写はうまいですね。三谷師範代、なかなか器用ですな。
井ノ上(46[守]師範)から、三谷和弘(46[守]かりぐらジョジョ教室師範代)へメッセージが贈られた。46[守]開講前、「錬守」の完了間際だった。錬守では、師範代と師範は真剣勝負の手合わせをする。師範は師範代に対し、指南の応答速度も求める。個人的な事情は二の次だ。
24歳の三谷は、連想が飛び、言葉があふれている。 その過剰ぶりは、作成したフライヤー(ちらし)にも表れている。 連想もできない「つまらない大人」ではないが、師範代としては伝え方が大きな課題であった。
三谷が作成したフライヤー。情報が「ごちゃっ」と多い。
なにが三谷を変えたのか。
優秀な先人師範代の指南を参観し、擬く(もどく)方法によってだ。 三谷もつぎのように振り返る。
…参観教室を擬くことによって、いい意味で連想が減ったように思います。「何を評価するか」を擬くことによって、ブレがなくなりました。言い過ぎてはいないだろうかと、気にしなくて済むようになりました。
はからずも、「かりぐらジョジョ教室」の“かりぐら”とは、「擬き」を意味する。 「開講が待ち遠しい」と述べる三谷は、10月13日現在、嬉々として先人の指南を擬き、体にしみ込ませている。
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イシス編集学校第46期「守」コースは、2020年10月26日(月)に開講します。 現在、19人の師範代が学衆のみなさまとの邂逅を楽しみにしながら、鋭意準備中です。
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井ノ上シーザー
編集的先達:グレゴリー・ベイトソン。湿度120%のDUSTライター。どんな些細なネタも、シーザーの熱視線で下世話なゴシップに仕立て上げる力量の持主。イシスの異端者もいまや未知奥連若頭、守番匠を担う。
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