ただいま本楼リハーサル中 【88感門】

2025/09/05(金)03:24
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 準備も本気で本格的に。それがイシス流である。

 感門本番まで残すところあと2日、これまで個々に用意を重ねてきた[破][花]の指導陣が、いよいよ本楼に集って全体リハーサルを行った。音響、立ち位置、登降壇順、マイク渡しに席移動。黒膜衆の柱として全体指揮を担う衣笠純子景司のディレクションのもと、突破式・放伝式の大局から細部のテクニカルに至るまで、感門之盟のルル3条がひとつひとつ確認されていく。

 学匠や番匠や師範など、つぎつぎ講座の面々が揃う中、18時ごろ豪徳寺に到着した司会の渋谷菜穂子も、やってきて早々パソコンをひらき、開始直前ギリギリまで会場の片隅で台本を推敲。そして19時、「それではこれからリハーサルを開始しまーす!」と衣笠の明朗な声が本楼いっぱいに鳴り響き、リハスタート。司会台の前に立った渋谷も、当日の流れを順々にトレースしていく。

 

 いかなる編集行為においても頭の中でのイメージとそれを実践してみたときのマネージのあいだにズレが出てくるのは常であり、ズレの調整・修正・改変余地にこそエディットの面白みも苦しみも宿るわけだが、そのことは司会ロールについても例外ではない。書いては消してまた書いて、事前に何度もシミュレーションして持ち込んだ台本も、いざマイク片手に話してみると、思っていたのと異なる点があれこれ浮上してくる。だからこそいちどはプログラム全体を通しでリハーサルする。マイクを持ってしゃべってはペンに持ち替え衣笠のアドバイスをメモし、台本への朱入れを踏まえてふたたびマイクを持ってしゃべりだす。トライ&エラーの高速反復。各コーナーさまざまな人が本棚劇場を行き交って、最後のコーナーまで通し終えたときには、もう23時を回っていた。


 かくして再編集を重ねた結果、進行のテキストイメージとオラルマネージが渋谷の中ですり合わされてきた。司会の骨格も掴めてきた。だがしかしまだ一点、渋谷には迷っていることがあった。

 

「さだまさしネタ、若い学衆のみなさんに伝わるかな……」

 

 渋谷の依り代さだまさし。略図的原型の伝達を阻む「年齢層」という壁を乗り越えて、いかにまさしを編集エンジンにしていくか。感門当日、きっと明示的にも暗示的にも滲み出してくるであろう渋谷菜穂子のさだまさし味を、参加者はゆめゆめ見逃してはならない。

  • バニー新井

    編集的先達:橋本治。通称エディットバニー.ウサギ科.体長180cm程度. 大学生時に入門後、師範代を経てキュートな編集ウサギに成長。少し首を曲げる仕草に人気がある。その後、高校教員をする傍ら、[破]に携わりバニー師範と呼ばれる。いま現在は、イシスの川向う「シン・お笑い大惨寺」、講座師範連携ラウンジ「ISIScore」、Newアレゴリア「ほんのれんクラブ」などなどを行き来する日々。