読奏を待つ選ばれし22冊はコレだ〜55[破]先達文庫【90感門】

2026/03/21(土)14:45 img
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 突破式に続くのは、恒例の先達文庫授与式だ。教室模様を見守ってきた原田淳子学匠の選んだとっておきの書が、16週間の指南への労いをもって師範代へ贈られる。表紙の内側に田中優子学長のサインと共に原田学匠からの丁寧なメッセージが入ったこの世でひとつの書には、ここからの読奏が託されている。

 55[破]で63名を突破に導いた11人の師範代に2冊ずつ選ばれた本は全部で22冊。再登板のベテラン揃いと言われた55[破] で、推しの師範代には何が手渡されたのか。瞬間の驚きと歓喜の混ざった表情も混ぜて紹介しよう。

 

 

 

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55[破]先達文庫

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◆辻志穂 師範代(梁塵ほたほた教室)

『生命の意味論』(多田富雄/講談社学術文庫)

『生物はなぜ誕生したのか』(ピーター・ウォード・ジョゼフ・カーシュヴィンク/河出文庫)

 

 

◆蒔田俊介 ハンシ八法教室
『日本水墨画全史』(小林忠/講談社学術文庫)
『母なる色』(志村ふくみ/文春文庫)
 
 
◆岡本悟 工法見聞録教室
『ゼロからトースターを作ってみた結果』(トーマス・トウェイツ/新潮文庫)
『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(トーマス・トウェイツ/新潮文庫)
 
 
◆梁島綾乃 藪からべらぼう!教室
『羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季』(ジェイムズ・リーバンクス/ ハヤカワ文庫NF)
『羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳』(ジャンニ・ロダーリ/光文社古典新訳文庫)
 
◆加藤めぐみ めでたし萌繡教室
『運命・幽情記』(幸田露伴/講談社文芸文庫) 
『文豪と酒 酒をめぐる珠玉の作品集』(長山靖生編/中公文庫)
 
◆久野美奈子 オリベゆうゆう教室
『奇想の系譜』(辻惟雄/ちくま学芸文庫)
『あそぶ神仏』(辻惟雄/ちくま学芸文庫)
 
◆加藤則江 カエル・カワル教室
『棟梁 技を伝え、人を育てる』(小川三夫/文春文庫)
『木のいのち木のこころ〈天・地・人〉』(西岡常一・小川三夫・塩野米松/新潮文庫)
 
◆松尾亘 ふきよせエディション教室
『本に狂う』(草森紳一/ちくま文庫)
『銀座で一番小さな書店』(森岡督行/小学館文庫)
 
◆林愛 きりきり未然教室
『ポケットに外国語を』(黒田龍之助/ちくま文庫)
『ロシア語だけの青春』(黒田龍之助/ちくま文庫)
 
◆田中志歩 メトード異遊教室
『武満徹 エッセイ選』(武満徹/ちくま学芸文庫)
『音楽と文学の対位法』(青柳いづみこ/中公文庫)
 
◆川野貴志 かはの百韻教室
『ハングルへの旅 新装版』(茨木のり子/朝日文庫)
『模範郷』(リービ英雄/集英社文庫)
 

 

 

田中志歩師範代はスイスでこの時を迎えた。

読奏は、ここからも始まる。

 
  • 安田晶子

    編集的先達:バージニア・ウルフ。会計コンサルタントでありながら、42.195教室の師範代というマラソンランナー。ワーキングマザーとして2人の男子を育てあげ、10分で弁当、30分でフルコースをつくれる特技を持つ。タイに4年滞在中、途上国支援を通じて辿り着いた「日本のジェンダー課題」は人生のテーマ。