初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。

イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20年め。秋をめざして周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「三十三冊屋」という方法で組み上げる正真正銘1,000冊のブックナビ。本の可能性と九州らしさを浮き彫りにすべく、ただいま印刷入稿にむかって絶賛編集中。発行まであと1カ月。
Qten Genki Book『九』の発行と刊行記念イベントの実施は、クラウドファンディングでの協力を募ってきました。クラファンの受付は9月30日まで。今回は、ぜひ手にしてほしい気持ちを込めて、『九』の内容を少し詳くお伝えします。
◆「九州の千夜千冊」957冊
松岡校長の千夜千冊や著書をキーブックとした三十三冊屋を29セット
33冊は単なる関連本ではなく、アーキタイプでつながっていたり、そこへつながるのか!!という驚きがあったり、古典から新刊やマンガまで、エキサイティングな組み合わせになっています。
・それぞれの本に、選書チームが執筆した150字程の紹介文が付きます。
・33冊の構造を表現した図解をキーブックごとに掲載。編集思考素や系統樹、階層など、選書の方法をご覧あれ。
◆「わたしの九州一冊」33冊
松岡校長に縁のある豪華ゲストが選んだ九州本
田中優子学長、今福龍太さん、佐藤優さん、津田一郎さん、武邑光裕さんなどISIS co-mission、松岡校長の本づくり(『千夜千冊エディション』『百書繚乱』『世界のほうがおもしろすぎた』など)に関わった編集者のみなさん、姜尚中さん、伊藤比呂美さんなどの九州在住の方々も参加くださいました。
*残りの10冊は『九』が届いてからのお楽しみ!
九州という方法に留まらず、世界への扉と千夜千冊の新たな読み方も詰まったQten Genki Book『九』、ぜひ手にしてください。一般書店での販売はありません。クラウドファンディングへのご支援で入手いただけます。
みなさまのご支援のおかげで、今朝支援額が目標の200万円に達しました!!田中優子学長が登壇する刊行記念イベント(11月2日福岡)をオンライン中継します。遠方の方もどうぞご参加ください。
クラウドファンディングの受付は9月30日(火)まで。引き続きのご参加をお待ちしています!
*クラウドファンディングのリターンのおすすめは、松岡校長直筆のイラストと博多仁和加面イラスト付きのオリジナル・トートバッグです。
◎『九』については過去記事リンクから
始動!松岡正剛に肖る九州の千冊ブックナビ
選書は急流? はたまたマグマ -九州の千夜千冊vol.2-
追い込み続く-九州の千夜千冊vol.3-
方師もBSEもアレゴリアンも。選者の顔ぶれ-九州の千夜千冊vol.4-
クラウドファンディングで出版へのご協力を!-九州の千夜千冊vol.5-
【販売開始】11月2日(日)Qten Genki Book『九』刊行イベント-九州の千夜千冊vol.7-
石井梨香
編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。
【販売開始】11月2日(日)Qten Genki Book『九』刊行イベント-九州の千夜千冊vol.7-
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20周年。秋をめざして周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「三十三冊 […]
Qten Genki Book『九』クラファンスタート!-九州の千夜千冊vol.6-
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」20周年記念、松岡正剛の千夜千冊から組み上げた1,000冊のブックナビゲーション「Qten Genki Book『九』」のクラウドファンディングがスタートしました! ●発 […]
クラウドファンディングで出版へのご協力を!-九州の千夜千冊vol.5-
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20周年。発足会を行った秋をめざし、周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつ […]
方師もBSEもアレゴリアンも。選者の顔ぶれ-九州の千夜千冊vol.4-
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イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20周年。発足会を行った秋をめざし、周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつ […]
コメント
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2025-09-24
初恋はレモンの味と言われるが、パッションフルーツほど魅惑の芳香と酸味は他にはない(と思っている)。極上の恋の味かも。「情熱」的なフルーツだと思いきや、トケイソウの仲間なのに十字架を背負った果物なのだ。謎めきは果肉の構造にも味わいにも現れる。杏仁豆腐の素を果皮に流し込んで果肉をソース代わりに。激旨だ。
2025-09-23
金緑に輝くアサヒナカワトンボの交接。
ホモ・サピエンスは、血液循環のポンプを遠まわしに愛の象徴に仕立て上げたけれど、トンボたちは軽やかに、そのまんまの絶頂シアワセアイコンを、私たちの心に越境させてくる。
2025-09-18
宮谷一彦といえば、超絶技巧の旗手として名を馳せた人だが、物語作家としては今ひとつ見くびられていたのではないか。
『とうきょう屠民エレジー』は、都会の片隅でひっそり生きている中年の悲哀を描き切り、とにかくシブイ。劇画の一つの到達点と言えるだろう。一読をおススメしたい(…ところだが、入手困難なのがちょっと残念)。