退院式後半は先達たちよりこれまでの[離]が語り継がれ、退院者としての離後の世界が渡されていく。

「僕たちが入門した頃はまだ[離]のない編集学校だった」"カンブリア紀"と呼ばれる創世記である第1〜5季を振り返る中村まさとし師範(3季 放恋院)と小濱有紀子創師(5季 耽像院)

火元組も組織化されてきた頃で「伝説の6離」を境に"離の近代化"を迎えた第6〜9季出身の八田英子律師(7季 構肖院)、ゆう恵朱師範代(7季 構肖院)

"現代"グループの第10〜13季は林朝恵師範(11季 繙通院)と加藤めぐみ師範(13季 逍応院)をはじめ現役師範代・師範で活躍中の千離衆も多い。

千離衆たちを囲み吉村堅樹林頭(6季 観尋院)と太田総匠とともにNEXT ISISを交わし合い、閉会に向かう。千夜千冊エディションフェアの九州全県展開も引き受ける九天玄氣組組長 中野由紀昌。多読ジムを冊匠として引っ張り上げ「千悩千冊」「読めば、MIYAKO」も連載中の大音美弥子。言わずと知れたおしゃべり病理医小倉加奈子析匠は順天堂大学×編集工学研究所 経産省プロジェクト「MEdit Lab」を立ち上げ、新モデルを構築。退院後もノンストップで編集学校ロールを疾走中の梅澤光由師範はフェチで[守]用法1を読み解き伝習座師範講義を更新した。
「一生の離」を更新し続ける先輩たちに背中を押されながら、14[離]を退院したばかりの千離衆たちは《編集を人生する》ことを心に銘記した。