飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。

時刻は16時10分。20周年記念「Edit Japan2020」第74回感門之盟は、あっという間に、開始から3時間が過ぎようとしている。ここから、さらに11名の45[守]師範代たちへ、感門表と先達文庫の授与が行われていく。
Zoom越しには、ステージに立つ師範代たちへ、テキストによるエールが送られ続けている。
◇前半の部:45[守]先達文庫(前半)第74回感門之盟
本楼スタジオからのナビゲーションは、和田めぐみ師範と白川雅敏師範。
◆梅澤光由師範代 (糠床ザナドゥ教室)
『物理学と神』 (池内了/講談社学術文庫)
◆佐々木章雄師範代 (はたはたデーモン教室)
『夜雨の声』 (岡 潔:著, 山折 哲雄:編/角川ソフィア文庫)
◆若林牧子師範代 (ストールたくさん教室)
『美しくなるにつれて若くなる』 (白洲正子/ハルキ文庫)
◆三苫麻里師範代 (中洲マリリン教室)
『マリリン・モンローの言葉~世界一セクシーな彼女の魅力の秘密』 (山口 路子/だいわ文庫)
◆中西晶大師範代 (飄々絃々教室)
『彼らの流儀』 (沢木 耕太郎/新潮文庫)
◆佐土原太志師範代 (優作うつる教室)
『シャーロック・ホームズの思考術』 (マリア・コニコヴァ/ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
◆川島司師範代 (くるまがくれ教室)
『なみだふるはな』 (石牟礼道子、 藤原新也/河出文庫)
◆古野伸治師範代 (おまたせ再会教室)
『百代の過客 日記にみる日本人』 (ドナルド・キーン/講談社学術文庫)
◆高橋陽一師範代 (まるごと給水塔教室)
『随筆-本が崩れる』 (草森 紳一/中公文庫)
◆齋藤幸三師範代 (羅什ガンダム教室)
『北欧の神話』 (山室 静/ちくま学芸文庫)
◆吉井優子師範代 (発恋スタンツェ教室)
『スタンツェ―西洋文化における言葉とイメージ』 (ジョルジョ アガンベン/ちくま学芸文庫)
コロナ禍で不自由な環境におかれるなか、果敢に稽古に取り組まれ、ご卒門された皆様、おめでとうございました。
◇前半の部:45[守]先達文庫(前半)第74回感門之盟
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
ISIS co-mission対談|「きらめく星座」音楽の力 こまつ座代表井上麻矢×イシス編集学校学長田中優子
こまつ座の舞台「きらめく星座」を巡る、ISIS co-missionの井上麻矢(こまつ座代表 )と田中優子(イシス編集学校学長 )による特別対談がイシスチャンネルで公開されました。 太平洋戦争を舞台に、さま […]
エディットリアリティーの森【松岡正剛 revival 03】
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
【プレスリリース】編集工学研究所、「松岡正剛 Re-Edit Project」始動。未公開講義録の集成など、知の再編集プロジェクトを一周忌に発表。
編集工学の創始者・松岡正剛の一周忌を迎える2025年8月12日、編集工学研究所(東京都世田谷区/代表取締役社長 安藤昭子)は、「松岡正剛 Re‑Edit Project」を始動します。このプロジェクトは、松岡が遺した文章 […]
コメント
1~3件/3件
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。
2025-08-14
戦争を語るのはたしかにムズイ。LEGEND50の作家では、水木しげる、松本零士、かわぐちかいじ、安彦良和などが戦争をガッツリ語った作品を描いていた。
しかしマンガならではのやり方で、意外な角度から戦争を語った作品がある。
いしいひさいち『鏡の国の戦争』
戦争マンガの最極北にして最高峰。しかもそれがギャグマンガなのである。いしいひさいち恐るべし。
2025-08-12
超大型巨人に変態したり、背中に千夜をしょってみたり、菩薩になってアルカイックスマイルを決めてみたり。
たくさんのあなたが一千万の涼風になって吹きわたる。お釈迦さまやプラトンや、世阿弥たちと肩組みながら。