中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
 
                                                                                 
        
        
         
                         
                ◆高本沙耶 錬成師範
◆吉田麻子 錬成師範
◆中村裕美 錬成師範
◆鈴木哲也 錬成師範
◇ ◆ ◇
続いて、花伝所で2期以上、師範を担った者に校長松岡がセレクトした花伝選書が贈られた。
◆花傳式部 深谷もと佳 
◆花目付  林朝恵
      中村麻人
◆花伝師範 岩野範昭
      吉井優子
      蒔田俊介
      平野しのぶ
      嶋本昌子
◆錬成師範 尾島可奈子
      山本ユキ
      梅澤由光
      森本康裕
      古谷奈々
今回の花伝選書はこちら。
過去には『ヘンな日本美術史』(山口晃、祥伝社)、『事件!』(スラヴォイ・ジジェク、河出書房新社)、『時間の終わりまで』(ブライアン・グリーン、講談社)などが贈呈されてきた。ここで贈られた本は、翌日には入手しにくくなるという現象も起きている。
                            
米田奈穂
編集的先達:穂村弘。滋賀県長浜出身で、伝統芸能を愛する大学図書館司書。教室名の「あやつり近江」は文楽と郷土からとられた。ワークショップの構成力に持ち前の論理構築力を発揮する。
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コメント
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2025-10-29
 
                                                                                中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
2025-10-28
 
                                                                                松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。
2025-10-20
 
                                                                                先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。