橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)

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イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。
vol.21の問いは、「なぜ、わかりあえないのか?それぞれの物語を越えて」です。
今回のゲスト本は『人はなぜ物語を求めるのか』千野帽子(著)。
シリーズ2回目は、千野帽子さん著『人はなぜ物語を求めるのか』を読みながら、私たちの思考のクセを解きほぐしてみます。
脳はものごとを「物語」として認知するクセがあるらしい。
そのせいで、「分かった」と思うことが「決めつけ」になってしまうことも?
「物語化」のクセを知ると、辛い状況や苦しい場面からの抜け道が見えてくるかもしれない?
ほんのれん編集部4人も、もやもや悩みながら、自分たちを取り巻く物語を探っていきます。
みなさんはいま、どんな物語の中にいますか?
エピソード
つらい状況からぬけ出る方法?『人はなぜ物語を求めるのか』をひもといたら、いろんなヒントが見つかった
子どもの頃、○○になりたかった!/空き地に土管がないから、ここはドラえもんの世界じゃない/すべり台の下の土を混ぜてた5歳の記憶/はるにゃの戸惑い/雨乞いの踊りにみる脳のクセ/事実、因果関係、ナラティビティ/「分かる は、秩序を生む心の働き」/分かりやすいラベリング/ある一言で、”クレーマー”ではなくなった/解釈をしないで鑑賞してください/ワキ・シテの役割/寅さん「それをいっちゃあ、おしまいよ」は、物語から抜け出すセリフだった!?/「人生が私に何を期待しているか?」という問いの転換/物語の選択と自覚 映画『Big Fish』ティム・バートン/知ったかぶり中学生だったウメコを救った一言/発散的で未完成で編集可能という自由を手に
▼「なぜ、わかりあえないのか? それぞれの物語を越えて」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴッドシャル(著)月谷真紀(訳)東洋経済新報社 2022
(2)『人はなぜ物語を求めるのか』千野帽子(著)筑摩書房 2017
(3)『神話の力』ジョーゼフ・キャンベル(著)ビル・モイヤーズ(著)飛田茂雄(訳) 早川書房 2014
(4)『他者と働く ――「わかりあえなさ」から始める組織論』宇田川元一(著)ニューズピックス 2019
(5)『断片的なものの社会学』岸政彦(著)朝日出版社 2016
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ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。