中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
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ほんのれんvol.30のテーマは、”「好き」はどこにある?自己発言から自己発見へ”。
「好きな食べ物」を探したい!
「美味しい=好き」とは限らない!?餅好きvs餅マニアの境界線/
▼目次
好きな食べ物は何ですか?/ニレヨーコ:大阪のうどん/おじー:海苔?/女の子表紙の2冊/ウメ子激推し・古賀及子/今すぐ「セレブが来た」で検索/納豆1万回混ぜてみた/好きな食べ物ランキング1位を探す4ヶ月の旅/ウケ狙いのアボカド/思い出のチーズケーキ/血筋の魚/鍋のあとのうどん、冷めた唐揚げ、安いドーナツ/ラグジュアリーの鎧/憧れの寿司、共感のオムライス、安心の肉まん/「好き」はさまざまな動詞を連れてくる/好きの因数分解!/両親に紹介したい寿司ネタは?/美味しい+好き/天啓!どんな自分が好き?/「お餅好き」だが「餅好き」ではない/平熱の好きでいい
▼今月の旬感本
『好きな食べ物がみつからない』古賀及子(著)ポプラ社2024
『人はなぜ物を愛するのかー「お気に入り」を生み出す心の仕組み』アーロン・アフーヴィア(著)田沢恭子(訳)白場社 2024
『気持ちを表すことばの辞典』飯間浩明(監修)ナツメ社2021
『STATUS AND CULTURE 文化をかたちづくる<ステイタス>の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?』デーヴイッド・マークス(著)黒木章人(訳) 筑摩書房2024
『日本数寄』松岡正剛(著) 春秋社
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
私たちは何に喰われているのか?“食べる”の本質から、共食の未来へ
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第9の革命はウンコ!?『食べる人類誌』で読み解く 8つのフード革命
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“おいしさ”は本能か、それとも罠か~ポテチが止まらない科学的理由
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日光浴が1時間500円!?もし食べものが「商品」じゃなかったら?
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コメント
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2025-10-29
中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
2025-10-28
松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。
2025-10-20
先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。