編集部が選ぶ2025年9月に公開した注目のイチオシ記事6選

2025/11/16(日)00:28 img
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公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。見逃した方はぜひこちらの記事でキャッチアップを。

 

今回は9月に公開された記事からのPickです。9月といえば、多読アレゴリアの秋シーズン開講があり、コース修了を祝う感門之盟が2日間にわたって行われ、世界読書扇伝[離]の課題提出期限がせまり、多読スペシャル読了式が開催されるなど盛りだくさんの月でした。どんな記事が選ばれたでしょうか?

 

では、2025年9月に公開された記事の中から選ばれたオシ記事6選をご紹介します。

 

  • 1 八田律師’s 推しキジ! 
  • シーンがよみがえる表現力でPick!

 

【88感門】冠界式の音の風景

感門[守]教室名発表(冠界式)の表裏を、細かな視線で伝えた福澤美穂子師範のレポート記事です。スネアドラムによるドラムロールや、拍子木のカーンという音のみで発表したこともあるのですが、今回はトイピアノや鈴やピアニカを使い、飛び入り奏者も加わって、賑やかなセッションで盛り上げました。本楼の一人ひとりが、4小節の音たちを浴びながら、新教室名を想像していたはずです。記事には[守]福澤師範の応援の気持ちも加わって、祝祭のシーンがよみがえります。─ 八田 英子

感門之盟には様々なお楽しみコーナーがありますが、この教室名発表時の音楽隊は毎回すばらしいですよね。八田律師の推しコメント通りです、LIVE感たっぷりな響きが記事から聞こえてくるようですね。つぶさにレポートする福澤師範もまたピアノがお上手なのですよね。松岡校長への追悼文で知りました。多彩な人たちが集うイシス編集学校のスペシャル感が際立ちます。
マツコ
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    • 2 マエストロ上杉’s 推しキジ!  uesugi
  • ー 応援ファンファーレPick!

 

【第88回感門之盟】「遊撃ブックウェア」公開記事総覧

【第89回感門之盟】「遊撃ブックウェア」公開記事総覧


半年に一度、恒例のピックアップとなりますが、9月に開催の感門之盟のまとめ記事です。
今回のスクープは、なんといっても9月の感門から、各講座の師範陣及びJUSTライターによる「感門エディストチーム」が始動したこと。新チームの多彩な面々によって編まれた一連の速報記事を、ライター情報にも注目いただきつつ、お楽しみくださると嬉しいです。──上杉 公志 

1つめの記事に登場した上杉さんが推したのは、やっぱり感門関連記事でした!結成された新チームから連打される記事の数々が、現地に行けない方たちにとってありがたいことでした。何よりもエディストにこうしてアーカイブされ、一場面としてイシスの歴史に刻まれていくことがとても尊いことに感じませんか。
マツコ
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  • 3 金 副編集長’s 推しキジ! 
  • 多読でPick!

 

津田一郎の『千夜千冊エディション』を謎る⑤『理科の教室』で思索の庭を謎る

松岡正剛校長には『擬』という著書があるが、ほかに『肖(あやかる)』『準(なぞらる)』とともに、もともと三部作を構想していた。津田一郎さんの「謎る」は、津田一郎版の(松岡正剛を)「準える」でもあるのだろう。「『千夜千冊エディション』を謎って、哲学し、科学し、数学する」シリーズだ。
ご承知の通り、津田一郎さんは松岡校長の親友であり、校長が唯一無二の天才と絶賛していた人だ。千夜千冊には107夜『カオス的脳観』が取り上げられている。校長と津田さんと対談本『初めて語られた科学と生命と言語の秘密(文春新書)』もある。未読の方はぜひ! サイエンスから編集工学のおもしろさを発見してほしい!
ちなみに、津田さんは、編集学校が「真似び」の方法を稽古するところに大きな可能性を感じているようだ。なぜなら、「真似」こそが人間の脳を進化させたからである。── 金 宗代

ISIS co-mission のお一人である津田一郎さん、編集学校で学ぶ皆さんならご存じですね!?  この連載も、読みごたえがありすぎますよね(笑)今回はポアンカレから始まります、心して津田ワールドを楽しんでください!!耳寄り情報は、来年1月25日に、津田さんによる「編集宣言レクチャー」がありますよ。[守]を受講する方に特典のレクチャーですが、どなたでもご参加いただけるものです。ぜひ津田さんの魅力を感じに、参加していただけたらいいですね。
マツコ
マツコ

 

  • 4 後藤’s 推しキジ! 
  • ー この一言にグッときたでPick!

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イシスの「指南」はあったかい――木島智子のISIS wave #58

「指南が待ち遠しかった」ご自身の学衆時代の体験を素直な言葉で綴られた木島智子さんのエッセイです。学衆として[守][破]で編集稽古に明け暮れ、そのまま進んだ[花伝所]では、あの待ち遠しかった指南の秘密を発見します。グッときたのは「まだ上手く説明出来ない。だから私は師範代になる」という木島さんの言葉。[守]師範代登板後にどんな言葉を放たれるのか、また体験談を聞いてみたいですね。 ── 後藤 由加里

[守]が10月にスタートして、木島智子師範代として華麗に師範代デビューをされていることでしょう!一度イシスに入門したら、やっぱり[花伝所]を通過しなきゃ。[花伝所]を通過したら、やっぱり師範代を経験しなきゃ。田中優子学長が指南について語っているコラムも、あわせて読んでみていただきたいですね。
マツコ
マツコ

 

  • 5 畑本‘s 推しキジ! 
  • ー [守]基本コースのお題Pick!

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未来へつなぐ編集と松岡校長のOS ―師範 The談(下)

14[離]の退院を終えた直後、守を再受講して改めて[守]の講義篇や『知の編集術』を読むと、キーワードやキーセンテンスの中で[離]のテキスト「文巻」との関係線を引けました。入門当時は全く読めていなかった。選んだ記事では、鈴木康代学匠が松岡校長から聞いた「思考と公園」の対角線に注目します。世界読書につながる入口の1つが要素・機能・属性をシステム的に内包する公園のお題にあるフセが明かされましたね。守破離は単なる三間連結ではなく、1252夜『守破離の思想』にある「守破離は、守って型に着き、破って型へ出て、離れて型を生む」として、方法の型が巡回的に講座内で繋がっているのです。── 畑本 ヒロノブ

今月選者として参加下さった畑本さんは、現在は[物語講座]の師範代をされています。エディストのJUSTライターもされているなかで、松岡正剛校長の外部イベントにも惜しみなく足を運び、JUSTしてくださった記憶が、この記事を選んだ畑本さんを通じて思い出されました。より濃厚な「下」を選ぶところが畑本ヒロノブ!!という感じがしたマツコです。青井師範、内村師範、そしてそこに阿曽番匠、康代学匠が加わり、[守]がいかにその先の学びと通じているかを示してくださいましたね。この記事自体が、師範同士のインタースコアでできあがっていることも感じ取れ、[守]の厚みがにじみだしました。
マツコ
マツコ

 

マツコ’s Plus one!🐶

ぜひ下だけじゃなく、上中も併せて読んでいただきたい!

 

熱中する学びとネットフリックス―師範 The談(上)

優子学長の問いとロールの力 ―師範 The談(中)

未来へつなぐ編集と松岡校長のOS ―師範 The談(下)

 

  • 6 チーム渦 角山’s 推しキジ! 
  • ー 「これぞ師範!」でPick!

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依り代はさだまさし沼【88感門】

少しだけイベントのバックヤードを公開すると、9月の88・89回感門之盟では、各講座の師範有志が集い「感門エディスト団」が立ち上がった。結果、いつにも増して、前・中・後の感門記事が連打された(数の多さに気づいた方もいたのでは?)。その中にあって積極的に「前」記事を展開したのが中村麻人師範(響事)だ。特にこの記事は、「司会」にカーソルを当て、感門司会×渋谷菜穂子師範×さだまさし、という困難なインタースコアをやってのけた。渋谷師範は事後、この記事が「司会の支えだった」と漏らしている。師範は止まらない。プレイヤーとして、エディスト書き手として風姿を見せる。その一例がこの記事に詰まっている。── 角山 祥道

角山さんが選んだ記事も「師範」に着目したもの。イシス編集学校の「師範」というロールがそもそも深遠ですよね。そのロールの”たくさんの私”な様子を、渋谷師範にフォーカスして表現されています。執筆者の麻人花目付による”注意のカーソル”が活きた感門記事となりました。たくさんの目で感門を見つめることができたのも、感門エディストチーム結成の賜物、角山さんのおかげですね!
マツコ
マツコ

 

以上、2025年9月の記事から、エディスト編集部の”イチオシ” を厳選してお届けしました。みなさんのオシは、見つかりましたか?

 

次に選ばれるのは、あなたの記事かもしれない!

 

 


 

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  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。