『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
イシスでは、[守]を終えた師範代が[破]の教室を持つ際に贈られる教室名を43[破]から出世魚と称してきた。この春に始まる54[破]に並ぶ教室名をドキドキしながら待つのは、10名の師範代だ。54[守]師範の一倉&佐藤コンビに見守られ、新しい名前を抱く師範代たちの浮き立つような笑顔が眩しい。
来し方としての「守」の師範代経験をクロニクルし、新しい「わたし」の発見でもある出世魚教室名へと着替えれば、あとは[破]の英雄伝説の創造に突き進むのみ。10の出世魚教室名と共に、54[破]を背負って立つ師範代の面々を紹介しよう。
54[破]出世魚教室名
◆木村昇平師範代
うごめきDOHATSU教室
⇒ うごめきDD教室
◆小林美穂師範代
モウソウ縁子さん教室
⇒ カオスの縁子さん教室
◆北川周哉師範代
ちぐはぐ夕顔教室
⇒ 夕刊ちぐはぐ教室
◆名部惇師範代
夜が足りない教室
⇒ 夜にさやげ教室
◆榎田智子師範代
半音タトゥー教室
⇒ 半可タトゥー教室
◆竹内哲也師範代
アゴーン・ブラザーズ教室
⇒ 讃岐兄弟社教室
◆儀三武桐子師範代
お伽まばたき教室
⇒ はばたけ御伽衆教室
◆関博一師範代
サルサしかかり教室
⇒ サルサかかりっきり教室
◆飯田泰興師範代
風月盆をどり教室
⇒ 風月踊詠教室
◆本城慎之介師範代
風土いきいき教室
⇒ 風土粋粋教室
安田晶子
編集的先達:バージニア・ウルフ。会計コンサルタントでありながら、42.195教室の師範代というマラソンランナー。ワーキングマザーとして2人の男子を育てあげ、10分で弁当、30分でフルコースをつくれる特技を持つ。タイに4年滞在中、途上国支援を通じて辿り着いた「日本のジェンダー課題」は人生のテーマ。
読奏を待つ選ばれし22冊はコレだ〜55[破]先達文庫【90感門】
突破式に続くのは、恒例の先達文庫授与式だ。教室模様を見守ってきた原田淳子学匠の選んだとっておきの書が、16週間の指南への労いをもって師範代へ贈られる。表紙の内側に田中優子学長のサインと共に原田学匠からの丁寧なメッセージ […]
イベントレポート:『[W刊行記念]江戸文化研究者・田中優子 × 病理医・小倉加奈子トーク 不確かな時代に「確かな学び」を知る二人が語る』
わたしたちは不確かな時代に生きている。 国益を優先して人権を軽視する移民対策や領土拡大の野心で積み上げてきた国際秩序も突然に揺らぐ、通常国会冒頭の解散、総選挙という急な国内政治の展開、明日何が始まるかは不確かだ。松岡 […]
物語はイシスの文化も更新する〜[遊]物語講座18綴【蒐譚場】
「物語は始原から表現まで、あらゆるところに関係をしているものでもあるから」それが、松岡校長が物語をここまで重要視した理由です。 物語講座18綴の蒐譚場で、吉村林頭はそう語りはじめた。続けて、イシス編集学 […]
「物語する」は「編集する」と同義〜[遊]物語講座18綴【蒐譚場】
正月事始めの日でもある12月13日、豪徳寺のイシス編集学校本楼では、10月に開講した[遊]物語講座18綴のリアル稽古となる「蒐譚場(しゅうたんば)」が開催された。蒐譚場に集った18綴の叢衆と指導陣を迎えたのは、物語講座 […]
選挙前夜のイシス館で「すずかんゼミ」を体験する〜【『情報の歴史21』を読む ISIS FESTA SP】鈴木寛編
週末に東京都議会議員選挙が控え、全国で参議院議員選挙が始まろうとしている6月20日金曜日の夜、豪徳寺のイシス編集学校で情報の歴史を読むイシスフェスタSPが開催された。16回目を迎えたイシスフェスタに登壇したのは、鈴木寛 […]
コメント
1~3件/3件
2026-03-19
『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。